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「知識のブラックホール」は、明日への扉


本日は、「どんなことでも、奥が深い」と言うことをお話したいと思います。
最近は、意識して読書をする時間を作っています。

最近読み終えたものがデユーィの「学校と社会」

この「学校と社会」、読んでいて非常に感銘を受けました。
私自身は、教師ではないので直接的な関係は無いのかもしれませんが、社会と学校は密接に結び付くものであると言う考え方。
実は、以前に別の記事で書いたのですが、「学は全ての道に通じる」的な話にも繋がるのかなと思うのです。

常に学校で知識を詰め込むだけではなくて、そこから出てくる枝葉を繋いで行くことで違った世界が見えてくるというか、全く関係なかったと思われたものが密接につながっていくことが理解できる。

みたいなことがありそうです。
ちょうど、脳細胞が互いの神経細胞を伸ばしていって新たなバイパスを作るのに似ているように思えます。

どんなことでもそうですが、「学ぶと言うことは奥が深い」です。
奥が深いだけに、さらに少しだけ学ぶと、さらに新しい落とし穴が見つかって新しい闇に放り込まれるみたいな・・・・。

私がパソコンを使い始めた頃がそうでした。
NECのN5200というメーカーさんでも若い人は知らないようなパソコン(当時はパソコンとは言わずOA用機器といっていましたね。(Office Auto Mation)
OSも独自で、メインフレームのデータを吸い上げて直接加工出来る、PTOS(ピートス)と呼ばれるものでした。
PTOSって何だ?と言う方、こちらもご覧ください。

PC-PTOSって何(?)
http://www.nsknet.or.jp/~k24da/pcptos1.html

PC9821で動かすために、PC-PTOSと呼ばれるものが開発されたようですが、私が使っていたのは正真正銘のPTOSのほう。

私も、メインフレームの汎用機からデータ吸い上げてもらってそれを加工して遊んでいました。(本当に遊んでいたわけではないですよ。)LANFILEと言うリレーショナルデータベースソフトを使ってソートかけたりマージしたり・・・それこそ色々とマニュアルも完備されていないというか、殆どの人が使わないから倉庫に乱雑に押し込まれてしまって行方不明でした。

仕方がないから我流で覚えていくんです。

時々倉庫に行って、マニュアルが発掘されて今までの疑問がすっと解ける。
(末席でしたので、マニュアルを探すためだけに倉庫に行ったりすると遊んでいると思われるので、何らかの理由を作って探しに行くんです。笑)
時々、自分で考えながら、色々と新しいことを応用してみようと思うと、疑問点が沢山出てきて止まる・・・苦笑

そこでまたあれこれと、今まで培った知識などをフル動員して答えを探すんです。
それこそ、パズルの穴を埋めていくように、それで答えがやっと見つかる、時には、タイミング良くマニュアルが見つかって解決と言うこともありました。

そこで、それ以上深く考えなければいいのに、またさらに応用を図ろうと思ってさらに深い闇に・・・・そんなことを何度も繰り返している、気が付くとすごくパソコンに詳しくなっている自分が居ました。

結局、私自身は、自分で深みに嵌っていくことを望んでいるのかもしれません。決して、マゾヒストというわけでは無いですからね。笑

お馬鹿ですよね、でも「知識の泥沼は人にとっては決して悪くはない」と思うんです。
より深い知識に行くということは、今までとは違う視点でものを見る事が出来るということですから。

ギャンブルなどで身を持ち崩す借金の泥沼はいけませんが、知識の泥沼は、大変ですけどそれはそれで面白いと思います。

「知識のブラックホール、それは明日への扉のホワイトホール」ですから。

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