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ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術 【読書感想文】 副業でゆるやかなライフピボットを

★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

いつだってやり直せる
「議論で新結合を生み出す」を活動ビジョンに新しい職業とコミュニティを生み出し続けている黒田悠介氏による「人生100年時代の転身術」。
人生が長期化した反面、わたしたちのライフスタイルはむしろ短期化し、かつてのように1つや2つのゴールを目指すような未来は描けなくなりました。変化の早い激動の時代にあっては、いくつもライフスタイルを転換(ピボット)しながら生きることが当たり前になりました。
本書では、そのような生き方を「ライフピボット」と命名。いつだって、いくつになっても自分らしい選択をし続けられるような考え方や行動指針を体系化しました。日々の行動は「三つの蓄積」「三つの行動原理」「六つのアクション」を足場とし、時に偶然を味方につけながら、いつでも何歳でも縦横無尽に未来を描く方法を解説します。
「自分の将来が見えない」「選択肢が多くて決められない」「やりたいことがわからない」という人にはぜひ読んでほしい一冊です。



1.人生100年時代のジョブチェンジ


「人生100年時代」と言われて結構経ちます。

そんな長い人生での転身術という言葉に惹かれて、こちらの本を読んでみました。

こちらの本では、人生を四季に例え、25歳までを春、50歳までを夏、75歳までを秋、100歳までを冬とする区分分けが転用されていて、面白いなと思いました。
46歳の私は夏の終わりになります。晩夏。
とはいえ、うちの父は50代で亡くなってますし、祖父母もそれほど長生きな家系ではないので、自分は100までは厳しいかなと感じています。
75歳までの区切りで、残りはボーナスステージぐらいの感覚がいいのかなと思いました。

そして、今自分は、FIREを目指して色々やっています。
その自分の活動が、こちらの本で紹介されている、ライフピボットの一種にしっかりあてはまっていて、とても嬉しくなりました。

2.ライフピボットとは


この本で作者は、100年に及ぶ長い人生においては、若いうちから柔軟にキャリアを転換する方が良く、キャリアの転換には、偶然と蓄積が必要だと主張します。

人生が長くなる一方、社会の変化は激しいために、今までのような社会に出て定年まで同じ会社で働くという一直線の人生が構築しにく、どうしても途中でキャリアの転換が必要になります。さらに、コロナや震災など予想外の出来事が起きて、それによって人生が左右されることもあります。
いつでもそう言った変化に対して対応できるように準備を進めておくことが必要だと述べられています。

ピボットとは以下のような用語だそうです。

”バスケットボールでは、ボールを持ったままその場で軸足を動かさずにもう一方n足を動かしてフェイントしたりパスを出す方向に体を向けたりする動きがよくみられます。これをピボットと呼びます”

一方の足を今の立場に置きつつ、もう一方の足で、あちこちに動かして次の行き先を探すイメージですね。


私は、現在FIREを目指して不動産投資を進めていますが、自分がFIREしようと思ったのは、コロナがきっかけでした。
前の職場を辞め、引越しして今のところに移ったのは、遠く手繰れば東日本大震災で改めて自分の人生を考え直したからでした。婚活してうまくいかなくて、前の職場を辞めたのでした。
人生の契機は、結構偶然に左右されているのかもしれません。

そして、現状の自分の、本業を続けながら副業を進めている状態は、

”④なめらかなピボット
ピボットは不連続な変化とは限りません。キレのあるピボットは一つのスタイルにすぎません。徐々に徐々に、数ヶ月から数年間かけてピボットすることもできるのです。これを「なめらかなピボット」と呼びます。両足に体重を乗せながら、その重心を少しずつ移していくイメージです。”

になるようです。

自分の人生の整理ができてよかったです。

3.リアルイベントは厳しいかも


そのほかにも作者は、副業の探し方や、自分の持っているスキルから次の移動先にうつる方法など、色々と提言されていました。

リアルやオンラインのコミュニティに参加して、「人的ネットワーク」を広げることを勧められていましたし、イベントに登壇したりも提案してました。
それは、、、コミュ障の人見知りにはハードルが高すぎますねえ。私はちょっと難しいかも。とりあえず匿名のnoteあたりが続けられそうです。

ハニカムマップはMind Noteでも代用できそうですね。


著者:黒田 悠介 (著)
ASIN ‏ : ‎ B08X16KKQZ
出版社 ‏ : ‎ インプレス (2021/2/22)
発売日 ‏ : ‎ 2021/2/22
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 11029 KB
本の長さ ‏ : ‎ 244ページ


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