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金の芽を再読

再読しますと言ってから、かなりの時間が経っていた本。

磯淵猛著『金の芽』。

初めて読んだ時は、ダージリンにグレードの高い単一農園の紅茶があって、そこを旅する磯淵氏とインドの人たちとの交流が面白いと思って読んでいました。

グムティーやジュンパナ農園の紅茶は、20年くらい前、大牟田で飲めるお店があって何度も福岡から通っていました。

再読すると、少し注目した点は異なりました。アッサムがテロが多い場所で、彼らは独立を求めていて、背景にカースト制度やどうにもならない背景があって、彼らには彼らの考えがあること。現在、他の地域でも起きているような世界情勢にも重なりました。

あとは、もう1人の登場人物カマルさんのことも。どれだけビジネスパートナーでもあり友人でもある磯淵氏のことを心配して案じているのか。細かく、具体的に。また、カマルさんは熱い人だなということを。

おそらく、カマルさんは、カマル・ビジャマルギアさんだと思われます。カマルさんの紅茶もいつか飲んでみたい。通販で買えるみたいです。


昔読んだ本も、再読すると違うところに視点が行くので面白いという発見でした。


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