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【美術館レポ】ぼっち大学生美術館旅 in Paris③


長らく更新していませんでした、、。やっとテストが終わりそうなので、パリの記憶も薄れてくる今日この頃、必死に引き摺り出し書いてみようと思います。

ルーブル美術館

これはピラミッドのなか

ついにやってきました。美術館界のラスボス、ルーブル。
私は昆虫の次に混雑している美術館が大嫌いなので、朝イチのチケットを日本から予約していきました。

9:00の開館とともにできる限りの早歩き(走ってはいけません)
みんな目指すところは一緒のようです。そうモナリザ

モナリザの展示室に行くには必ずサモトラケのニケを通ります。教科書にも載る名品なのにみんな早歩きで通り過ぎていく奇妙さ、、

ここまでくればモナリザは目の前

そしてついに、、、、!

やはり朝イチは空いていました。写真撮り放題です。13時ごろこの展示室の前を再び通りかかったのですが大混雑していました。皆さんも余裕を持ってモナリザを見たければ朝早起きしてみてください。
そして忘れてはいけない。モナリザのすぐ反対側にあるのが、かの有名なカナの婚礼

とにかくデカい、、!デカ絵好きとしては堪りません

絵もすごいんですが実際の宮殿であったということともあり、内装が贅沢の極み。内装を見ているだけでも日が暮れそうなくらいです

そしてこちら奥にあるのはナポレオンの戴冠式
ここではナポレオンが戴冠を受けるのではなく、市民から支持され皇帝となったナポレオン自身が自分で戴冠をし、妻のジョセフィーヌに戴冠している様子を描いています。かなり政治色が強い作品。
とにかくデカいです。みんなこっちは見なくて大丈夫なの??というくらい人がいません。
どこも椅子が空いているので疲れたらすぐ座れます。ゆっくり鑑賞もできていいですね

ルーブル美術館、絵だけではなくオリエントやエジプトの考古資料も豊富です

日本とは違って窓がたくさんあるため、疲れたらセーヌ川を見ながら休憩もできます

西洋建築の美術館の肖像画が飾られた横に鎮座するエジプトの像。カオス

とにかく広くて、有名な作品を見るだけで気持ちも足も頭もヘトヘトになります
正直この展示室にたどり着いた時には心は上の空でした。勿体無い、、
1日で見回ることができないのは有名ですがここまでとは。教科書レベルの名品がゴロゴあるのでもっと余裕を持って見たかったです

館内はカフェやレストランが充実。私は簡単にニケの横にあるカフェで済ませました
【パリ三大美術館 クロワッサン調査】
ルーブル美術館 ⭐️⭐️☆☆☆
よくも悪くも普通のクロワッサン🥐
パリはまだこんなものではないと信じたい。

マカロンは美味しいかというよりデカかったです。日本に2倍くらいある


ミロのヴィーナスでルーブルの旅を終わりにします。
図録は日本語のものも2、3パターンほどあり、グッズもかなり充実していました。ただ何せ所蔵品が多いので激厚図鑑を持ち運ぶことになります。それなりの覚悟を持って購入してください

モンマルトルの丘

午後は地下鉄に乗りモンマルトルへ〜!あいにくの雨でしたが最寄りの駅に着いた瞬間から少し雰囲気が違い、映画「アメリ」を思い出しますワクワク。
ただこの辺り少し治安が悪めなので注意です⚠️

そして目的のサクレ・クール寺院。思ったよりも大きく、人が並んでいました(ただ見た目の割には列が早く進むので問題なし)

この鍵売りのにいちゃんがめっちゃ声かけてきます

内部は撮影禁止だったのですが天井画が豪華で、かなり広く綺麗でした。中は一周ぐるっと回れます。これまでに行った他の教会と違って、祈りに来ている(観光客でない)人が多くより神聖な雰囲気でした。

列で待っている間ストリートミュージシャンが弾き語りをしていました。上手だったなあ

 そして忘れてはいけない、アトリエ洗濯船(の跡地)
かの有名なピカソやブラックがキュビズムを研究し、その他多くの国際色豊かな画家が活動をした、まさにパリ近代アート界の聖地です。
火災によって多くが失われてしまいましたが焼け残った部分のみ、この広場に面して残されています。
サクレ・クール寺院からは少し歩くので本当に人がいない。皆さんはぜひ是非訪れて見てください。

ルーブルの周りやモンマルトルの丘の付近は本当にスリ(っぽい人)が多いなという印象でした。とにかく少女数人が署名を求めてくるのですが、どうやら署名しているうちにスラれるらしいので応じないようにお気をつけを、、、

ポンピドゥセンター

日付は変わりましてこの日は朝からポンピドゥセンターへ!
少し知名度は低いですがパリ三大美術館のうちの一つで近代〜現代の作品を扱っています。予約はしていかなかったので少し並びましたが混雑に困ることは無かったです

on strike!?入る前からドキドキです

ポンピドゥセンターは名前の通り全てが美術館なのではなく、センターの中に図書館や美術館、レストランなどが入っている複合型施設のようなつくりをしています。美術館なのは実質2フロアだけなので、そこまではスケスケのエスカレーターで向かいます

エスカレーターから見えた可愛い目玉。

1フロアに近代美術、もう1フロアに現代美術という比較的コンパクトな構成です。
フロア内はかなり複雑な構成をしていますが近代美術を少しでも知っている人ならば大興奮の内容。

いきなりマティス

展示の仕方も工夫されています。例えばこちらは白髪一雄とyohji yamamotoの作品を並べて展示。赤と黒のコントラストが眩しいyohji yamamotoの作品が白髪氏の作品によってより情熱的に見えます。これぞポンピドゥセンターのキュレーション

こちらは現代アートフロアに展示されていた、
かの有名なジョセフ・コスースの《ひとつのそして3つの椅子》
実物の私たちが使う椅子と、辞書に載っている言葉としての椅子、そして写真という形で記録された椅子。椅子の本質としてはひとつであるのにも関わらず、三つの異なる椅子が存在するという言葉の記号性に踏み込んだ作品です。

現代アートフロアは知識だけではカバーできない範囲が多く、なおかつキャプションが母国語ではないため鑑賞にカロリーを使うなと、改めて実感しました。もっと勉強して再挑戦したいです

こちらはちょうど開催されていたシャガールの特別展示。パリといえばシャガールの独特なタッチを思い出すほど街との相性が良い画家だと個人的には思っております。どこか人間味があり愛を感じさせる彼の絵画を存分に楽しむことができる展示でした

【パリ三大美術館 クロワッサン調査】
ポンピドゥセンター ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ここの2階にある簡易的なカフェのクロワッサン。店員のお姉さんも怖いし期待していなかったのですが、この旅最高のクロワッサンでした。ほんのりと甘くもちもちとしていて1人で大感動しました。皆さん美術館でクロワッサンを食べるならポンピドゥセンターです。

ポンピドゥセンターはここまで。ここに挙げた以上にマレーヴィチやモンドリアン、ダリイヴ・タンギーなど盛りだくさんの鑑賞でした。図録等を見る限り展示されてない有名作品も多そうなので時期を変えて見にくればまた違った楽しみ方があるのかな〜と推測しています。

今回はここまでにしようと思います!次回はオランジュリー、オルセー等、最終日の記録になります。(いつになるかわかりませんが)また見てくださると嬉しいです☺️

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