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記事をシェア“高齢者、運転やめたら…要介護リスク2倍 活動量減って”

2019年9月6日 (金)
朝日新聞
高齢になって自動車の運転をやめた人は、運転を続けた人に比べて要介護となる可能性が約2倍高くなる――。筑波大などのチームがそんな調査結果を公表した。高齢ドライバーによる事故が問題になる一方、「移動の手段を失うと、活動量が減って健康度が下がる」といわれており、指摘が裏付けられた形だ。

 愛知県に住む65歳以上の男女約2800人に協力してもらった。2006~07年時点で要介護の認定を受けておらず、運転をしている人に、10年8月の時点で運転を続けているか改めて尋ね、認知機能を含めた健康状態を調べた。さらに16年11月まで追跡し、運転継続の有無と要介護認定との関係を分析した。

 身体能力や認知機能が落ちれば、運転も難しくなりやすい。こうした事例が結果に混じらないよう、10年の調査後すぐに要介護となった人は除き、健康状態の違いが影響しないよう統計学的に調整して分析した。

 その結果、10年時点で運転をやめていた人は、運転を続けた人に比べて要介護となるリスクが2・09倍あった。このうち、運転はやめても移動に電車やバスなどの公共交通機関や自転車を利用していた人では、同様のリスクは1・69倍にとどまっていた。一方、運転をやめて移動には家族による送迎などを利用していた人だと2・16倍だった。

少し前の記事になってしまった。
今や新聞で、ブレーキとアクセルの踏み間違い、というフレーズを聞かない日は少なくなった。
以前に比べ、平均寿命が延びたこと、また地域によっては車がないと生活が成り立たないこと、が原因と言われている。

じゃあ高齢者に運転免許を返納してもらいましょう!

で済む問題でもない。

車というものは単なる乗り物ではなく、それを所有するステイタスであるとか、自分で自分の車を運転して好きなところに行く・誰かを連れていくというプライドなんかがあって、返還してね!では一筋縄にはいかないのだ。

では、高齢者宅を巡回する乗り物を市や県が負担して走らせましょう、なんていう取り組みも見られる。
実際私の住む街の近くでも、そんな車が走っている。

だが、この記事にもあるように、自分で動かなくて住む=動かない・何かを考えて行動する機会が減る、ということになるわけだ。

であるならば、単に買い物を手助けするための巡回車を走らせるだけではなくて、

*買い物以外にも高齢者が孤立しないように集まりを開催して連れ出す
*何人かを集めて、見守りの人も交えてみんなで散歩をする
*知能を上げるための脳トレなんかではなくて、これを遂行するにはどうしたらいいか?といった日常生活動作を強化するような取り組みをする(料理などの家事)

こんなことを考えてみたがいかがだろうか。


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