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エッセイ:散りゆく様さえ

 また急な寒さで起こされた。ネットサーフィンをしていると、地元では昨日マラソン大会があったようで『こんな寒い中、ご苦労様なことで」と労いとおどろきが混ざったような感想を抱いてしまっていた。風邪をひかないようにしてほしい。

 中には、この寒さの中でも「花見」に行った人がいるのだろうか。もっとも、花を見ながらの"飲み食い"のほうが楽しみだと言う人も多いのかもしれませんが、やはり桜は美しいと思うし、特有の儚さみたいなものが、私はなぜか好きだ。

 今朝のラジオで今日が『さくらの日』という情報を耳にした。○○の日が本当にたくさんある。
(毎日がスペシャル♪と歌った女性シンガーの言う通りかもしれない、"元気を出して"いこうか)
散ったあとの桜は嫌いな人も多いのかも知れぬ。
でも、短い時間だからこそ魅力的なのだと思う。

 桜モチーフの曲もよく耳にする。直太朗、宇多田ヒカル、いきものがかりにコブクロ、嵐に福山雅治、ケツメイシなどジャンルも様々な桜曲だ。
みなさんの思い出の桜ソングはなんだろうか。
(個人的には、明日、春が来たら/松たか子)。

 毎年、決まった季節に咲く儚い薄紅の花、桜。
会えたよろこび、散ったさみしさ、来季への惜別。これほど見る者をいろいろな気持ちにさせる花は他にあまりないんじゃないかな。などと思いながら、昨日いただいた「桜餅」を食べようか。

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