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J.B.を聴かない人っているのかな?

ジェイムズブラウンについて何か書こうと思います。ソウルミュージックを聴く人はJ.B.とイニシャルで呼ぶのが普通。なのでJ.B.と呼ばない人の音楽センスはダメだと思っています。

1956年にデビューした黒人シンガーで、エルヴィスと同期だと後々まで本人は言っている。もちろんデビュー当時からファンクをやっていたわけでもない普通のソウルだった。もちろんエルヴィスのような強烈なインパクトはなくリトルリチャードとかの前座程度の位置付けだった。

60年代初頭そこそこ有名になったのはローリングストーンズやビーチボーイズ等の白人と一緒にテレビに出てからだ。ストーンズ他の白人バンドは完全に食われてしまったのは有名な話だ。ミックジャガーがダンスに興味を持つのもこの事件があったからだ。これが有名なキャメルウォークってやつかな。でもこの時期はまだ大々的にファンクをやっていない。というかファンクという音楽がまだ作られていなかった。

同じライブで64年の有名なファンクの原形「out of sight」だ。

初期JBの場合はアルバム毎に音楽を聴くという感じの音楽性ではない。というのもJBは常にどこかでライブをしている"hardest working man in show business"だからだ。JBは初期の頃からとにかくライブ盤をよく出す。正直スタジオアルバムなんか真面目に作っていない。スタジオアルバム作成はついでの作業だったようだ。そしてそういったライブ盤を丁寧に聴くとファンクはライブで偶発的に生まれたことが良く分かる。

超有名なアポロシアターでの名盤ライブアルバムだけど、ファンクはまだ演奏されていない。なので正直なんで地味目な曲でこんなに盛り上がるのか不思議だった。後々YouTubeでいろいろな動画を見てステージングがすごかったというのが分かった。あとファッションとか見た目とか。要するにライブというよりショーという感じだったのだと思う。

つづく

おしマイケル。




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