８月２４日に福島第一原発から汚染水の垂れ流しが始まった。個人的には大大反対なのだが世論はそうでもないらしい。何か変な感じだ。
汚染水放出後の中国の水産物の禁輸はおかしいって話ばかりメディアでやっている。なぜそもそも汚染水の状態や福島原発の現在の様子を報道しないのだろうか？

もともと日本は報道の自由度は民主主義国にしては極端に低い。忖度報道が多いとされている。これは少し前からずっとで正直慣れてきたしテレビなんてほとんど見ていない。それを鑑みても今回の件のメディアの対応は酷いのではないか。

原因は政府がプロパガンダキャンペーンをはっているからだろうと思う。どうやって汚染水を正当化するかと１日も早く国民に忘れてもらうかを目的としたプロパガンダ大作戦だ。
そこでプロパガンダっぽいものを羅列してみた。

中国編
汚染水放出より中国の水産物全面禁輸の方が問題だ
中国がヒステリーになるのは中国のバブル崩壊のせいだろう
中国だって大量に汚染水を排出してるだろ
中国だけが汚染水放出に反対している
汚染水放出より中国からのイタ電や悪ふざけの方が問題だ

汚染水編
数多ある核種のうちでトリチウムだけ測定すれば大丈夫
ALPS処理は完璧にトリチウム以外の核種を取り除いている
「汚染水」ではなく「処理水」だ！
希釈すれば海洋放出して問題ない
とにかく日本は科学的だ！

人的なもの
IAEAのお墨付きを得ている
政府は中国についてWTOへの提訴も辞さない（実際はやってない）
魚介類をもっと食べよう
放出について他国（アメリカ等）の承認を得ている
汚染水関連のデータも出している

素朴なウソ
福島第一原発の廃炉および汚染水放出は今後30年で終わる

頼むから福島原発事故の現状を報道してくれ！

と言いたい。

中国バッシングについてはウソと言うより論点ずらしだ。最初に仕掛けたのは日本のはず。原発事故を起こしたのも日本。汚染水を放出しているのも日本だ。
なのに汚染水をいったん止めてみようという議論には絶対ならない。汚染水放出以外のニュースはしつこくやるが汚染水のニュースはさらっと終わる。

民放メディアには東電マネーが流入していて、ＮＨＫには政府との癒着がある。特にＮＨＫは今、ネットに進出する大事な時期だ。政府に文句が言えるわけない。
政府は国民はすぐ忘れると思ってることだろう。国民が忘れてまた被害は広がる。

おしマイケル