見出し画像

妻であり母である前に自分として、人生の後半をどう生きて行く?

私が起業してみようかと思った最後の一押しは、同世代の友人たちの共通の悩みに触れる機会があったことでした。
私自身が現在40代後半で、友人たちも40代前半から後半。
保育園から小学生の子育て期で仕事もそれなりの経験を経て、そろそろリーダー職を任され始めてきての悩み。
その悩みに触れる中で、ふと心理学者のユングの理論の「人生の正午」を思い出しました。

ユングの「人生の正午」

ユングは、人間の一生を太陽の運行になぞらえ、40歳前後を「人生の正午」と呼び、40歳前後を頂点として、人生を前半と後半に区分した。前半期の心の発達が、職業を得て社会に根づくことや、家庭を築くことなど、外的世界へ自己を適応させていくことであったのに対して、人生後半期の発達は、自己の内的欲求や本来の自分の姿を見出し、それを実現させていくことによって達成されると考えた。

ウィキペディア

人生の中間地点でこれまでとこれからの移り変わりのタイミングでいろいろと考える時期だと定義されています。
個人特有の問題ではなく、人間全体的にそういうものだということです。

昔だとこの概念は男性に向けたものとの受け止めだったようですが、ライフスタイルが多様化し働く女性が増えてきた中では、まさしく私たち女性にも当てはまる概念です。

そういうタイミングなんだったら、悩むだけ悩んで答えを出せばいいと思います。
ちょっと乱暴ないい方になってしまったかもしれませんが、その時にしかできない悩みなんじゃないかと思うととても貴重な時期。
ある意味、思春期が人生の一コマのように、この「人生の正午」も40~50代のこの時期にしか味わえない、人生の折り返し地点での振り返りのタイミングということ。
この時期だからこその悩みをとことん悩んで出したなら、絶対に後悔はないのではと思います。


これに関係して2つ、個人的に刺さった内容をご紹介。

その1~マクドナルドのCMより~

2022年12月あたりに放映されていたマクドナルドのCM。

この頃、起業に向けた決断をしようとしていた時期で、長年勤めていた会社を辞めて新しい道に進んでいいのだろうかと悩んでいたので、めちゃくちゃ刺さった言葉でした。

この道を選べば正解なんてないし、選んだ道を正解にしていくしかないよ。自分でさ。

マクドナルド CM

自分の決断への後押しとなる言葉に繋がりました。
誰かにポンと背中を押ししてもらいたい方向けにぜひ!


その2~ユングの名言より~

冒頭の「人生の正午」のユングの名言にこのようなものがありました。

人生の半ばを過ぎると、生とともに死ねる人間だけがはつらつとした人生を送れる。なぜなら、人生の真昼に潜む秘密の時間に放物線が向きを変え、死が生まれるのだ。人生の後半を象徴するのは上昇、進展、増大、繁栄ではなく、死である。終わりが目標なのだから。
充実した人生を送ろうとしないのは、終わりを受け入れようとしないのと同じことである。どちらも生きようとしないのだ。生きようとしないことは、死のうとしないことである。

出典不明

とても衝撃的でした。
そうか。折り返しを迎えていくと今度は死が目標になっていく人生なのかと。でも死が目標だからと言って悲観的になることなく、だからこそしっかりと生きることに貪欲になることが、死ということを受け入れ、後悔せず迎えることになるのだろうと思うし、そういう意味の名言なんだと理解しました。

折り返し地点を迎えるということにおいて、自分の中での納得感を持っていくこと。そのことを後押しする名言だと思いました。

生きるという意味では、これまで通り同じこと。
でも、人生の後半戦に差し掛かるにあたり、生きる目的がちょっと変わっていくに際し、生きるための根本的な意味を探す一つのヒントになれば幸いです。

人生の後半を生きて行くために

先行く先輩たちは細かいところは違えど、同じ道を通っているってことなんだなと改めて実感します。
ただ、そこに女性というフィルターをかけていくと、あまり情報がない。
目に飛び込んでくるのは男性の目線ばかり。
今日ここに記載したのもどちらかというと男性目線かもしれません。
でも共通と感じたことなので、関係なく取り上げました。

でも私はあえてそこに焦点を当てたい。

妻であり母である前に自分として、
貴方はこれから、どう生きていきますか。


自分と向き合うヒントになれば幸いです。


今日もありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?