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短歌・五七五詩

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#創作大賞2023

七夕の
嵩を増したる
川の辺に
鎮めたまえと
星を呼ぶひと



この頃は、梅雨の風情、七夕の情緒を楽しむことができないほど、災害が増えてしまいました。

秋雨なら、静かに味わえるかしら。

水の精|短歌

水の精|短歌

花枝の
濃くなりまさる色かげに
雫となりて いま君を訪ふ

夏露に埋もるるまま眺むれば
香のなき花の薫り思ほゆ

星々のさやかにかかる夜の陰に
忍び交わして透きとほる君

朝もなほ咲き清みたる紫陽花の
色は変わらず ひそやかに発つ

(思ほゆ:自然に思い浮かぶ)

紫陽花と梅雨は恋人なので。

note の AIさんに、文語調短歌を食べさせてみました。

判るなら解いてもらおうホトトギス──と、

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青葉沁む夏のきざしの影さして
花の姿をなほもとどめむ



紫陽花の季節になりましたね。
さっきnoterさんのところでゆかしき短歌をお見かけしたので、バトンを受け取ったつもりで。

葉っぱにうつる影もくっきりと...
はつなつの縮景園です。

紫陽花の写真はまたあらためて。