「ぼくの世界」[2022年01月23日]ダヴィド・ヒルベルトと無限ホテル
今日の数字:数学者ヒルベルトに関する「3785」
今日ぼくは、数字の「3785」を手に入れた。
ぼくは、世界に 61 ✕ 61 = 3721個のセルを並べた。
差分:64
累積貯数:26,858
ぼくは昨夜、本を読みながら眠ってしまった。
そして朝、目が覚めたら、お腹が空いていた。
ぼくは朝ごはんを食べようと思う。
そこでぼくは、目玉焼きを創った。
昨日のベーコンを残しておけばよかったかな?
これが2022年01月23日の「ぼくの世界」。
ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。
どうも、「N」です。
「ぼく」の世界とこちらの世界では、どうも時間の流れが違うみたいですね。
「現代数学の父」と呼ばれるヒルベルトさん。
数学が大の苦手の「N」ですが、『ヒルベルト・ホテル』のことは何かで聞いて知っていました。
またの名を『無限ホテルのパラドクス』とも呼ばれるものです。
という思考実験なのだそうですが、ちょっと言ってる意味がわかりませんね。
彼がパリの国際数学者会議でお披露目した『ヒルベルトの23の問題』というのがあって、これは、その時点で解決されていない数学的問題を
「みんながこれから解くのに、良さそうな問題をみつくろったよ」
と提案したもの。
その中でまだ未解決のものも多数あり、第8問題『リーマン予想』もそのひとつ。
『リーマン予想』は『ミレニアム懸賞問題』(アメリカのクレイ数学研究所が2000年に発表した100万ドルの懸賞金つきの7つの数学問題」)にも入っています。
その『ミレニアム懸賞問題』のひとつに『ポアンカレ予想』という難攻不落の超難問があって、世界中の数学者がウンウン云って頑張ったけど解けなかった。
それを20年ほど前にグレゴリー・ペレルマンという人が解いちゃったというのは、話題になりましたね。
テレビのドキュメント番組とかでやっていたので、数学がダメダメな「N」も「すごいなぁ」ってワクワクしたものです。
『ポアンカレ予想』を考えたアンリ・ポアンカレさんもヒルベルトさんとほぼ同時代の数学者でした。
ちょっとライバル同士っぽかったらしいです。
所詮「N」なんかには「すごいなぁ」としか言えませン。
昨日に引き続き「数学やっておけばよかった話」で恐縮ですが、「N」は仕事でプログラマーをやっていたことがあります。
と言っても業務系なので、人が行う「手続き」を自動化するというカンジ。
そんなに数学っぽいことは必要なかったんですが、それでもたまに、ちょっと複雑な計算が必要な案件も。
仕様書に数式がそのまま書いてあればいいのですが、そうは問屋が卸さない。
日本語の説明文になっているので、自分で式に変換しなければならない。
要するに「文章題」に現実で遭遇したワケです、コレは。
「う・・・。これ、どうすればいいんだろ。なんか高校あたりでやったような気もするけど・・・」
「いまさら誰かに聞くのも恥ずかしいし・・・」
と思いながら、仕事なので仕方なく、恥を忍んで理系バリバリの後輩に聞くと、今度は戻ってきた答えが理解できない。
学生の時は「こんなの、何の役に立つんじゃい!」と思いましたが、いつかきっと役に立ちます。
というより、いつの日にか自分が「これやりたい!」と思った時に、基礎体力が無くて諦めるってことにはならなくて済むかな。
「N」は小さい頃マンガばっかり読んでいて
「マンガ家になるから数学はいいや(←バカ丸出し)」
と思っていたけど、大人になって「プログラマーになりたい!」と思い立ち、数学が出来なくて、ちょっと苦労しました。
それじゃ、また明日。
■「ぼくの世界」のご案内
「数字」と「ドット」でつづるイラスト+エッセイ・シリーズ「ぼくの世界」へようこそ!
「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。
「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。
四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。
そして「N」が、今日の数字にまつわるちょっとした一言をしゃべったり、しゃべらなかったりします。
始まりはたったひとつの点。日々、数字を獲得してどんな「ぼくの世界」を創ってゆくのか。「ぼく」も「N」も試行錯誤中!!どうぞ、お楽しみに!
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