和泉

苦しんでいますか。Twitterはメイン@blue_light9

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マガジン

  • 自分のための一首評

  • ヨンジュンの庭

    ペ・ヨンジュンの作品の勝手に考察したものを集めます

最近の記事

20231101

長文を書かなくなって1年以上が過ぎて、正直何度も書こうとして書き方を忘れてしまった感覚に襲われて辞めるのを繰り返している。 秋だ。 新しい職場は通勤ラッシュの時間に電車に乗らなくてはならないし、ほとんどみんな無口で、人数が特別多い訳ではないのに名前を知ってるのは右手で数えられるほどしか居ない。 会社から近い蕎麦屋は高くて、遠くなると安くなるから、遠い方の立ち食いそば屋にたまに行くのだけれど、私の注文の時だけ必ず「持ち帰りじゃないよね?」と確認される。社員さんにおじさんみ

    • 20210512思い出したりする

       精神が壊れて2週間くらいグズグズになってたけどめちゃくちゃ回復した〜!と思ったら高熱が出た。久々に体温が40度を記録していよいよ気がおかしくなりそ、と思いながら3日ぐらい点滴を打ってもらったり寝たり発狂したりしてたら熱も下がって体の怠さも軽減して、喜んで料理をしたら水膨れが出来るタイプの火傷を負った。  災難過ぎ。  Twitterで進研ゼミのがんばったねシール的なやつで貰えるヘッドホンを云々というのを見た。そう言えば進研ゼミってそんなのやってたな。昔無性にロールピアノ

      • 20210416 if未来、if世界

         叶わないと分かっている内容の夢から醒めた時は虚しいものだけれど、無いと思っていたものが夢に出てきて現実味を持ってしまうことで、可能性がもしかしたらあるかも知れないと考えてしまうことの方がもっと虚しい。  夢を見る。  最近は悪夢ではなく幸せな夢を見るけれど、全て過去の世界に対するifであり、起きた瞬間に悪夢へと変質していく。一瞬で興醒めてしまう夢ほど凶悪なものはない。  私は中学校に向かっていた。  同窓会の為で、23歳という中途半端な年の設定だった。だから私は“なぜ

        • 20210413通勤快速と2019年

           最近仲良くしているネットの友人が、東京時代に使っていた電車を同時期に使っていて、しかも私を電車内で知覚したことがある可能性が出て来た。  最初は知られている可能性に酷い嫌悪感を抱いていたが、東京で友達らしい友達も出来ず、漠然と生活を送っていた自分を見ていてくれた人がいるのだと思うと少し救われたような感覚がある。  その電車を利用していた時期は特に、調子が悪い時期だった。  投稿欄へコンスタントに作品を送れないが、ここで勝負をしなければ評価されるのは先になるということが明確

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        • 自分のための一首評
          5本
        • ヨンジュンの庭
          4本

        記事

          1224出来れば祈りを

          クリームソーダを飲んでいると、炭酸にアイスクリームの油膜がまとわりついて、どこか白色透明で気持ちの悪い気泡が出来る。夢の目覚めとはかくして、このようなものだ。 浅い眠りから無理に体を起こし、短くクリスマスイブの手筈を母と話す。ケーキは私の仕事終わりに取りに行く。 車を走らせながらタバコを吸う。片道、絶え間なく吸えば4本。車の中でしか吸わないことにしている上に、基本的に2本吸えば満足するのに、今日はなんだか駄目で、駐車場についてからも時間まで吸っていた。 店についてすぐ、

          1224出来れば祈りを

          1223水曜日には図書館に行く

          水曜日には図書館に行く。 TSUTAYAのDVDレンタルが水曜日に半額になるのを狙って、そこそこ遠いTSUTAYAと図書館はまとめて行ってしまおう、という感情から生まれた毎週水曜の楽しみであった。 しかし、暴力や殺人、セクシュアルマイノリティに関するの表現が含まれるものを嫌う父からの圧によって、映画を見ることを制限された今、ついでの習慣だったはずの図書館通いだけが残った。 満足に本の流通しない田舎の、人もあまり来ない図書館には、子供を連れた母親向けの料理本や雑誌ばかりが充

          1223水曜日には図書館に行く

          1221何もしないの全容

          海に行くという響きや行為に付随させられた分かりやすいエモーショナルが繁茂して、青を埋め尽くす(藻)屑共の喜び浮かぶ場所に成り果てている。 海辺にある黒糖工場で2キロばかりできたての温かい黒糖を買って、東京にあるバーに送る準備をしていた。粉末じゃないし、料理には使いづらいけど、きっと面白いことに使ってくれるだろうという確信があって、私からいりませんかと話しかけたのだ。 黒糖工場のすぐ横に防波堤、海に晴れ、甘い蒸気と工場と名のついたボロ小屋にひしめく人。田舎の人はガードが固く

          1221何もしないの全容

          1219昨日の夜と新しい皮膚

          12月18日金曜日夜 二十歳になってから初めて、1人で居酒屋に入った。 タクシーに乗ると家まで3000円近く取られるのでいつも家飲みで我慢していたのだけど、ずっと気になっていた居酒屋にどうしても行きたくなって入店した。出迎えてくれる人が居なくてテンパって、同じことを何度も聞きながらカウンターに着く。 個室に人が沢山、カウンターに私が1人、小学生の息子と無口な店主、目の前の皿。人が近くに居ないせいで寧ろ辛いし、個室からちょくちょく出てくる人にガン見される。 2000円ぐ

          1219昨日の夜と新しい皮膚

          関心の肌触り、思い出してしまう

          関心を失われた。大切な人に。 信頼はしてるけどやっぱり違った、みたいなことを正面切って言われるのが2度目で、自分はどうにもこうにも1人でいるしかないのだなと思いながらも、分かっていた結果だったから、正直もっと泣けるかと思ったのに泣けない自分を考えて変な笑いがこみ上げてきた。 性的な関心ばかりを向けられてきた中で、唯一私自身を見てくれた、と思った2人が持っていたのは、創作をしている私にのみ向けられる関心で、創作から私が離れようとする度に、伴って、私に対する関心を失っていった

          関心の肌触り、思い出してしまう

          1216嫌や

          書いておいたデータが全部飛んでしまったのでヤケクソになりながら書いている。もう、テーマに沿って書いてやらないぞという気持ち。 提示という加虐の話を永遠書いてたのにミスタッチで全部駄目になった。本当に最悪。やめてくれインターネットはこれだから。 簡潔に言うと、今日気付いたこととしてはずっと自分が加害者であるという意識と共に生きているということ。 アダルトチルドレンやDV被害者が、強い結婚願望を持つもしくは強い結婚への拒絶感を持つのように程よくなりにくい原因を考えていたけれ

          1216嫌や

          1215 I think so

          世間の常識と異なる思想を持った時、私は考え続けなければならない。そして考え続けるために、他者の意見への理解を妥協してはならない。 他者の意見への共感をしつつ、自分の思ったことを分解・解明・解説していくのは、骨が折れるし1つの得もない。でも、自分の中で生まれた感情を殺さないためにもやらざるを得ない。 おそらく一生理解することができない自分の感情や問題があって、最近までずっと考えて一時的に思考することをシャットダウンさせているのはジェンダーのことだ。 そして今、犯罪への反応

          1215 I think so

          1214冬の流れゆく

          忙しいタイミングと忙しいタイミングの合間を持て余して、勝手に花を生け、勝手に寄せ植えを作った。勝手に腕の折れた天使の小さい石膏人形を乗せたり、数年売れ残った偏光の人形を刺したりしながら、花屋に少しの賑わいを作る。 月末に配るためのカレンダーを200部、封筒に入れていく。店名は入っているけれど、写真は知らない人が撮ったわんさと花の使われた豪勢なものばかりで、いつかこんな風に花を生けたいと思いながらぱらぱらと眺めながら、どのぐらいの金額がかかっているのかを頭の中で軽く試算する。

          1214冬の流れゆく

          1212オオサンショウウオ

          焦らない 焦らない 焦らない もう 焦らない もう オオサンショウウオ 上條素山/2020年12月号『かりん』より 初読で爆笑してしまったし、今も笑ってる。 内訳は 焦らない(5)×4=20 もう(2)×2=4 オオサンショウウオ(7)×1=7 合計31文字 文字数的な勘が鈍いので、何文字かオーバーしてると思ってたのだけれど、3フレーズなのに文字数がピッタリで驚いた。 それに、途中が異なるだけで初句と結句は定形通り5と7なので、なんだかんだ始まり心地も終わり心地も良い

          1212オオサンショウウオ

          1210植物の話

          球根を植えておいたクロッカスが芽吹いて来たが、その上に猫氏が眠っていた。もしかして猫の温度で発芽したのかもしれないと思ったら面白くなっていた。 同じ時期に植えていたアネモネの球根には、まだ猫氏は眠っていない。だから発芽していない。 シクラメンで寄せ植えを作りたいと思い、昨日いくつかの苗を買ってきた。ガーデンシクラメン、シルバーレース、ルピナス、ユーフォルビア白雪姫。良い感じ。 最近やる気がなくて、玄関先のプランターにとうとうネギが生え始めた。植えた覚えはないけど、ネギが

          1210植物の話

          1209人の話

          図書館の司書の人達とよく話す。 名字すら知らないまま十数年過ごしていたりして、今日、初めてネームプレートを見た。名字は普通だけれど名前が良かった。桂(けい)さん。 図書館に彼女が来たのは確か、私が小3の時だった。最初の印象は若いけど怖い。笑ったりすることも少なくて、まぁでも、そういうもんかなと思っていた。 高校の頃ぐらいから、闘病生活もあったりしたので図書館に通う頻度が格段に落ちた。その頃ぐらいから、司書が何人か入れ替わり、たまに笑うようになった彼女が話しかけて来たりす

          1209人の話

          1207うわ言、知り合いの話

          うわ言、という表記ばかり目にするから漢字などないと思っていたのだけれど、囈言もしくは譫言と書くらしい。なるほど難しい。 そうやって、漢字の難しさや差別的だという指摘によってひらがなにひらく事象がよくある。 正直、無駄な努力な気がするのだけど、まぁそのお陰で囈言と漢字が書けなくても馬鹿にされることはない。みんな書けないから。 たまに連絡を取っている現代芸術家の人が、今利尻島に家を借りて過ごしているらしく写真を送ってきた。 海抜0mの湿原に高原植物がある、らしい。 彼と出

          1207うわ言、知り合いの話