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とにかくこのトレーラーが素敵過ぎる「DVDとテロと闘い、アフリカ映画祭50周年」◆今日のアフリカ記事

ブルキナファソの映画祭50周年の話ですが
映画Félicité(幸福)のトレーラーがまあカッコいいので、見たことない方はぜひ。2分弱。
有名作品だと思うので今更かもしれませんが、ちょい暗く重くてフランス映画ぽく、プラス アフリカテイストで素敵。
フランス系セネガル人監督のアラン ゴミス Alain Gomisの作品。
https://youtu.be/7ttgB59zFNg

今までフランス語の音の良さが全然分からなかったのですが、
2年近く触れてきてようやく最近良いと思えてきました。。
良いと思うまでには時間や訓練(?)が必要だったりしますね。

英語がグローバルになり過ぎてフランス語系作品が埋もれがちという話もあり、そういう面もあるだろうなあと。

「DVDとテロと闘い、アフリカ映画祭50周年」◆今日のアフリカ記事

サヘル地域での新たなテロ脅威にも関わらず、アフリカで歴史のある映画祭の一つが50周年を迎える。
アフリカテレビ・映画祭はFESPACOという名で1969年に当時のウォートボルタの首都で始まった。
それから2年に一度の祭りはアフリカの物語作り、とくに映画のメッカとなった。
ブルキナファソは映画広場や映画通り、アフリカ映画の父であるセネガル人映画監督ウスマン センベーヌの像を作った。
彼のフィルムライブラリーもある。

50周年になるこの映画の歴史は、アフリカでの映画作りで困難にも直面してきた。
ワークショップでは映画関係者が集まり、業界がどう変わってきたか、どう観客を取り戻すか、
映画で生計を立て、映画祭の経済面をどう自立させるかを話す予定だ。26回目のワークショップは2/23から3/2まで行われる。

映画祭ではベストアフリカ映画・テレビを表彰する。
今年の候補作品は南アの「マルセイユの5本の指」や
ガーナ作品で都市で子供を産みたいカップルの自暴自棄な列車旅行の映画、
カメルーンの3人の女性死刑囚の映画などだ。

前回2017年の映画祭ではフランス系セネガル人監督のアラン ゴミス Alain Gomisが
作品Félicité(幸福)で受賞した。クラブ歌手の物語で
キンサシャの病院にいる息子を救うお金を得るため奔走する。
テレビ部門は西アフリカのフランス語系が占めているが、それらがグローバル化し増える英語系作品からは
見落とされているものだ。

多くの映画の主役たちと同じように、映画祭自体も長年困難に打ち勝つ必要があった。
映画業界が苦しむ中、植民地時代後の楽観的気分で創設されたシネマ ブルキナは1980年代初めに
トーマス サンカラに救われた。
デジタル時代に苦しみ、安い道端のDVD、VCDと戦い、アフリカの映画館減少とも戦ってきた。
2017年には深刻なテロの脅威にさらされ、今年はブルキナファソの政情不安がある。

2016年にはアルカイダがブルキナの都市を襲い、30名もの死者が出た。それから都市へ襲撃が近づいてきた。
先週は米国がブルキナへの渡航注意を出し、昨年フランス大使館近くへの襲撃を受けフランスはブルキナ旅行を避けるよう警告を出している。誘拐の危険も常にある。

2017年の映画祭では金属探知機と武装した警備が付き、関係者は抵抗の意識を持ち参加した。
危険の高まった今年はどういった手段が取られるのかは定かではないが
主催者からのコメントは出ていない。
しかし怯むことなく、映画祭はこの文化の地で続く予定だ。

One of Africa’s most influential film festivals has survived DVDs and now terrorism
https://qz.com/africa/1556071/fespaco-burkina-faso-film-festival-celebrates-50-years/
#アフリカ 066

Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。