見出し画像

グダグダでも謝らない!「ナイジェリア選挙延期の人的・経済的影響大きい」◆今日のアフリカ記事

ナイジェリア大統領選延期の影響の話。
故郷でしか投票できないので、国内外から戻ってくる人たちがいたり、
選挙監視の国際組織も沢山入ってるので影響大きいという話。
1国内の話に留まらないのが、日本と違う感じ。
なんで予定通り出来ないのかが謎だけど、当日朝方発表とかヒドイw そして謝らないとかw

「ナイジェリア選挙延期の人的・経済的影響大きい」

ナイジェリア大統領選挙の当日に計画の変更となった。
選挙が始まる当日の数時間前に、国の選挙委員会は一週間の延期を決めた。
現地時間で深夜2時半に発表され、何百万もの有権者は、特にネットやSNSにアクセスできない人達は朝起きてから延期を知ることとなった。
朝早くから選挙のための列に並んでから延期を知らされた人たちもいるという。

大統領及び国会議員選挙は一週間後の2/23土曜に行われる。州政府の選挙も同様に延期され5月9日となった。

選挙委員会は遅延による経済損失を明らかにしていないが、物流の遅れのせいにしている。
4年もの準備期間と5.2億ドルもの予算があったにも関わらずだ。

一般市民にとって1週間の延期の影響は大きく、経済コストがかかる場合もある。

ナイジェリアでは最初に登録された場所での投票となるため、高額な旅行計画も必要となる。
故郷を離れた人、転職した人、国外に出た人などは投票のために故郷に戻らないといけない。

投票の為だけにヨーロッパ、アメリカ、アジアから短い旅程で帰国したナイジェリア人たちが報告されている。
国内でも別の地域へ投票旅行に行くことはいつもの光景だ。

学校も選挙にあわせて生徒を家に送り出すことにしていた。
ナイジェリアの厳しい経済は、選挙に合わせて操業停止にしたビジネスなどにも影響を受けるだろう。
選挙延期はこれらをすべてやり直すことを意味する。

ナイジェリアの8.4千万の有権者にも大きく影響するという。
来週の選挙では多くの有権者は選挙旅行をやり直すことは出来ない、もしくはしたくないだろう。
近年問題となっている棄権者増加という問題にもつながる。6週遅延した2015年の大統領選では投票率はたった33.5%だった。

選挙委員会の直前発表による延期は、市民に対する影響を無視しているとして怒りと非難が高まっている。
実際、選挙委員会は「難しい決断」と述べたが謝罪はなく、
特に発表の12時間前には延期の可能性は無いと繰り返し述べていたことからも有権者への影響を考慮していない。

実際、選挙スタッフとして登録していた何千もの若いナイジェリア人も危機にさらされた。
国中でこのような若者は選挙所で夜中セキュリティも補償もないまま放置されていたとあるスタッフは語る。

国際選挙監視委員会にこの延期がどのような影響を与えるかは不明だ。
UN、ECOWAS、EU、米国組織等もすでに選挙監視のため現地入りしていた。
いくつかの組織に監視活動への影響を問い合わせたが回答は無い。

しかし最終的に選挙が行われる時に、選挙監視組織を減らすことは選挙の信頼性に影響するだろう。
我々は選挙監視活動がどれだけ重要かよくわかっている。選挙が始まったら客観的な選挙監視が始まるだろう。

The postponement of Nigeria’s elections will have major human and economic impact
https://qz.com/africa/1552459/
#アフリカ 061

Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。