見出し画像

確かに!「映画ブラックパンサーの科学者としてのロールモデル」◆今日のアフリカ記事

オスカー取ったようですが、それだけでなくて
科学者カッコいい、自分も科学者になれるかも、という
ロールモデルとしてブラックやマイノリティの人々に機能するよね、という話。なるほど。

「そんな道がある」と考えてもいない人達に対してプラスになりそう。
言われてみればそうですよねー。

そしてまず映画見ないと。。

「映画ブラックパンサーの科学者としてのロールモデル」

マーベルスタジオの映画ブラックパンサーが画期的なことはよく語られる。
私は普通の批評や世界で商業的成功を収めたことや、受賞した沢山の賞やスーパーヒーローものとして
初めてアカデミー賞にノミネートされた話を語る気はない。
あまり語られない文化的側面にフォーカスしたいと思う。

大手制作会社のスーパーヒーローもので、脇役ではない、黒人の主役で、
黒人監督に黒人脚本家、大部分が黒人のスタッフだ。
メディアにおいてマイノリティの存在感の薄さを変え、文化の多様性に向けての大きな一歩だ。
また黒人製作者が関わることで、文化の本流に異なる視点を取り入れられるため映画製作においても重要な事柄だ。

2017年の映画ワンダーウーマンでも同じことが行われた。その時は
大手制作会社は女性主人公に女性監督で作ることを決定した。
映画界では女性監督は少数派だ。監督ジェンキンスはアクション映画に新たな視点を取り入れ
世界中で好評を博した。

その上ブラックパンサーには、人々が気が付かない大きなブレークスルーがあった。
原作マンガでは主人公は科学者で技術者だ。おまけにマンガではバカバカしいともいえる
科学ランキングで、主人公はマーベル映画界のトップ科学者と同等の位置として描かれる。
黒人スーパーヒーローを一流の科学者・技術者として描くこともまた稀なことである。

私は科学者で、一般大衆と社会との関わりが増えていることを気にかけて入る。
沢山の映画やTVでで科学アドバイザーとして関わってきた。
スクリーンに描かれる科学者の多様性を広げることを手伝う機会が増えてきた。

ブラックパンサーの主人公とその科学的背景は、問題の多かった今までをポジティブな機会に変える一例だ。

商業マンガでの最初の黒人ヒーローは1966年のファンタスティックツアーだ。
非黒人の作者による黒人キャラクターは、白人の登場人物たちが並ぶ中でゲストスター的扱いだった。
今であれば批判を受けるような古典的な黒人的特徴が描かれている。

ブラックパンサーは架空のアフリカ王国ワカンダの王で、裕福で科学・技術の進んだ国だ。
主人公は物理の天才で身体能力が高く、武術にも秀でた人物として描かれる。
失敗の多い主人公は数々の冒険を経てスーパーヒーローに成長していく。

ここでのポイントは、科学的才能をもつヒーローや国というものが
もともとは白人主人公を支える黒人登場人物というところから発生していることだ。

ブラックパンサーは複数の作家の手を経て最終的にはそのマンガにおいて主人公になった。
物語においては主人公チャラT’Challaだけでなく、その妹も高い科学的才能を持つ人物として描かれる。

少数派や女性を含めての科学者に興味を持つ者としては、この映画は可能性を広げたと思う。
観客が黒人男性及び女性が科学的能力を使い問題を解決するのを見ることはいい影響がある。

科学教育を促進することは国や健康にとって大事であり、それには科学に興味を持つことがまず大事である。
メディアでの黒人男女の科学者のイメージは十分ではない。
少数派の人々はそのようなキャリアパスがあるとは考えていない。

多くの人はいまだに勉強に没頭することはオタクぽいと思っている。
ブラックパンサーは、科学者は白人男性のもの、とか、特別な科学的才能がある人のもの、といった思い込みを崩す。

ブラックパンサーの成功と、黒人主人公やその妹、アフリカ国家の科学面での活躍は近年の科学への取り組みにとって重要なものだ。
lack Panther and its science role models inspire more than just movie awards
https://qz.com/africa/1558482/black-panther-wins-the-science-diversity-oscars/


Blue Baobab Africa ブルー バオバブ アフリカ。 東京タワーの麓でアフリカとメンタルヘルスと色々のごちゃ混ぜをやっているカフェですがゴーイングコンサーンに疑念しかないので サポート頂けると嬉しいです。