和声⑧
今日はこのテーマに戻りたいと思います。
やはり「和声」からは離れているけど(汗)。
というか「中心軸システム」に触れると、やはりここにも触れざるを得ないでしょう。
もちろんそれは「Coltrane changes」です。
当然その名の通り、John Coltraneが生み出した考え方です。
機能の意味合いは少し違うのですが、やはり5度圏を活用したものです。
転調の手法として考えられることの方が多いと思いますが、裏返すとやはり和音の機能について語っているのと等しくなります。
もちろん5度圏で語られるものなので、出てくる図は「中心軸システム」と同じになります。その結び方が違うだけ。
5度圏というのはやはり音楽的には重要なことであって、実際属調、下属調もこの考え方に基づいたも,
のです。
「強進行」も正にこれですから。
で、John Coltrane、「中心軸システム」なんて知らなかったと思うんですよ。
でも結果的に似た発想のものに別ルートで辿り着いてしまった。
どちらも狭義の「和声」とは全く異なるものです。ただ和音の機能性について考える、という意味で、ある意味「和声」の延長線上にあるものだと考えています。
というか、これでアドリブを難なくこなしてしまうJohn Coltraneの能力の高さには唖然とするばかりです。
周りはなかなかついていけなかったようですから。
そろそろこのテーマもネタが尽きてきたので、明日からまとめに入りたいと思います。
1回で終わるか、2回になるかは書いてみないとわかりませんが(笑)。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。