和声⑬

今日は「和声」成立前の「モノフォニー」に関する記事について書きたいと思いますが、テーマ自体が実はかなり大きなもなので、書けるところまで書きます。

もちろん色々な作品があるはずなので、一概に言うことは出来ません。

ただ一つ言えることは、「和声」自体、その大元には「モノフォニー」の概念があるんですよ。

和声的短音階ってあるじゃないですか。

なぜこの場合Ⅴがメジャーコードになるのか。これは実は「和声」で明確に説明することが出来ません。「和声的短音階」なのに。

主音の半音下の音の「導音」は自然短音階のⅤにはなく、これを含むためにはメジャーコードでなくてはならない、という説明がありますが、これって説明になっているようで説明になっていない。この時属七の和音で発生するトライトーンの問題にしろ、和音の機能とは意味合いが違うはず。

もっと言ってしまうと、「和声」でいきなり「トライトーン」という概念が出てくること自体が意味不明。別に自然短音階でも何ら問題はないはず。

「解決」という概念があるけれど、これは和音の機能とは別の話。別に自然短音階でも和音の機能が変わる訳ではないから。

はっきり言うとこれは「理論」ではなく「公理」のようなもので、何故それが必要かどうかの明確な説明はどこにもありません。

でもそれが普通になっている。

このことを解明するには歴史を紐解かなくてはならない。

この続きを書いていると時間が足りないので、明日続きを書こうと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。