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優先席に座る人

足を痛めてから電車やバスで立った時にバランスを取る事が難しくなった。
折り畳み式の杖を使用し、ヘルプマークを鞄に付けて電車に乗る。
優先席が空いていたら座らせていただく。
だが毎度そうそう席が空いている訳でもない。
優先席の前に立ってもガン無視される事が9割だ。

夏休みともなると優先席を占拠しているのは子供。
乳幼児ではなく小学生や中学生。小学生の場合は隣には親らしい大人がいるがスマホに夢中。「きっと持病を抱えた親子なのだろう」と思う事にした。

先日はバスの中で杖を付いた高齢者が乗車して来た。
その際に優先席に座っていた女性が「どうぞ」と席を譲ったのだが、高齢者は「すぐ降りるから大丈夫」と言って断っていた。

しかし揺れる車内で杖を付いて立っていられるのは見ていて危なっかしい。
譲った女性もバツが悪くなってしまい気の毒だ。こういう事をされたら譲りたくもなくなるよなぁと思った。ちなみに断った人は顔に意地悪さがにじみ出ていた。普段から素直じゃないんだろうな。

高齢者の人、特に足腰が悪い人、譲ってもらったら素直に好意を受けてほしい。あなたの遠慮する行為が巡り巡って、肝心な座りたい人が譲ってもらえないという負のループを生んでるのだよ。

そして夏休みだからと普段は乗らない電車を利用する親子!
せっかくの機会なのだからマナーを学びなさいよ。
親も「優先席とは」くらい教えたらどうなのさ。学校で意味を学んでいる子供の立場からしたら、自分の親がしている行為は恥ずかしいはずだよ。

現に小学生は私の事をチラチラと見ながら、親に何か言いたげにしていたのが解ったもの。「どうぞ」の一言は勇気がいるよね。こういう時は親が背中を押してあげたら子供も自身が付くし、自己肯定感もアップする良い機会なのに。きっといつもは車で移動で滅多に電車は利用しないんだろうな。

昔、子供が小学生の頃に友達を一緒に車に乗せて出かけた事がある。
その子がシートベルトを締めないので「危ないから締めてね」と言うと「いつもそんなのしないもん」と言い返してきた。

よそ様のお子様を預かっている以上何かあってはならない。それよりもドライバーとして安全確保の為にシートベルトをさせる義務がある。
「とにかく締めろ。じゃなきゃ連れて行かないからな」と叱った。
しかしすぐに外して椅子から降りたり立ったりするので、その都度車を止めて「大人しく乗れないなら帰るからな!」と叱った。

その子は「なんで怒られなきゃいけないのだろう」と思っていただろう。
普段からベルトを締める習慣が無いのだろう。それは親の責任だ。
それくらい教えるものではなかろうか。

そんなイライラもあと少しだ。
ちなみに私は譲ってもらったら有難く座らせていただく。
譲っていただいた方には心から感謝です。






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