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あの人のように

 昨日が今年度の仕事納めでした。うーん、納めという名にふさわしい終わり方ではなかったな。デスクの上の書類は積まれたままだし・・・

 隣の席の男性と、机上の汚さで一年中張り合っていたのですが、彼はいつのまにか片付けてきれいにしていました。なんということ・・・ まあ、わたしは来年度も席変わらない予定だし、このまま新年度を迎えます!すみません!と言って出てきました。

 4月から、大学を出たばかりの、ぴかぴかの新卒さんが何人か入ってくるらしい。

 わたしもこの職に新卒で就いたのですが、はじめの1年は、たまたま隣になった女性の一挙一動に注目し、服装から何から、とにかく真似していました。

 誰に対しても分け隔てなく気さくな彼女は、常に全体を見る人でもありました。組織の中で足りないところを見つけては、周りに声をかけながら、率先して動いていました。

 時々、そっと差し入れをしてくれることもありました。忙しくしている時期にはお菓子、体調を崩して休んでしまった翌日にはパウチのゼリーなどが、かわいらしい紙袋のなかに、メッセージカードと一緒に入っていました。ものすごく嬉しかった。

 彼女とわたしの立場は、職場のなかではある程度共通していたので、わたしも同じように振る舞える人になりたいと思いました。

 その彼女は、わたしより10歳年上だったので、こんど入ってくる新卒のみなさんにとっては、今の自分が、ちょうどそれくらいの年齢にあたります・・・!がんばらなくちゃ~。

この職も10年目に入ります。最近は、今後の生き方や働き方を考えて、転職をする人も増えているように感じますが、まったくそんなことを考えない自分は逆にどうなんだろう、なんて思うことも。でも今のところ他にふさわしい感じの仕事も見当たらないし・・・自分のためだけでなく(わたしはかなり自分中心で生きていると思う)、みんなのために、がんばれる人になりたいです。

 あ、前にちらっと書いた「働き方の哲学」読み終えました(返却期限も迫っていたので)。

 個人的にいちばん面白かったのは”PART2「主体性・成長について」”の部分です。自分が到達している、と思われる位置のもっと先にも、まだ成長の段階があることがわかりました。PART2の部分は、知っているのと知らないのとでは、努力の仕方や、努力し続けることに対するモチベーションがだいぶ変わってくるのではないかな?と思います。自分の力を磨きたい人、成長し続けたいという思いがある人がもしいたら、ここだけでもいいのでぜひ読んでみてほしいです。

 あとよく知らない言葉がいろいろでてきて・・「フォロワーシップ」「セレンディピティ」「コンピテンシー」などなど。もっと知りたくなったのでまた別の資料を予約しました。

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