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7-2 J.Press AOYAMA 在廊大反省会

こんにちは。WTC Inc. 社長の青木です。

#たまにはちゃんと言う

Company Briefing in J.Press & Son's AOYAMA

さて前回ですが、無事J.Pressさんとの小春ダブルネーム企画のローンチをさせて頂いたということで、様々なところから、いろんな角度で反響を頂きました。ありがとうございます。

もちろん嬉しい反響ばかりでしたので、本当にWTC Inc.は社員の皆さんと繋がって頂いてる皆さんに恵まれてるなぁと改めて実感することができました。

そんなWTC Inc.も残すところあと3年の活動期間となりました。

そう、初期から追っかけて頂いてる方はすでにインプットされているかと思われますが、WTC Inc.は1992-1998まで存在していた架空の会社で1998の年末には倒産してしまいます。

WTC Inc.という会社が現在存在していない理由はそのためです。

そして、我々が生きている2024はWTC Inc.ワールドでいうところの1996年にあたります。ということは、あと半分。折り返しです。

まだまだこういう企業モノのコンセプトでやったら面白いんじゃないかーみたいなアイデアはたくさんあって、古着というか服飾の歴史は深みがあって面白いなあとしみじみ感じていたり。あと3年でやり切れるかなあ、多分無理です。笑

そして、現地の様子ですが、こんな感じ。

お店に入って正面の平台をスペースに充てて頂いてます。
前回のご説明通りスウェットとシャツ、ネクタイです。

で、J.Press ファミリーとパシャリ。

楽しい2日間でした、皆さんありがとうございました。

余韻に浸るのも束の間、いろいろと思いふけっている事があります。それは、"新品のオリジナル企画に携わるのって面白いんじゃね?"っていうシンプルな問いです。

ファッションという業界に興味が湧いてはや15年?ほどが経っていますが、僕はその大半を古着(ヴィンテージ)に費やしてきました。生地や服のシェイプを重視しているのでブランドやセレクトを99%スルーしてましたが、でもそれはヴィンテージvs新品の対立構造ではないのだなと改めて思った次第です。

僕が好きなスラックスは総じて1950年代のストレートシルエットなのですが、当時はアメリカが戦勝国でお金が有り余っていて、本国に帰還してきた兵士(≒男性)が好景気に湧いてこぞってお洒落を嗜みだした時代です。そりゃ昔の服の方がヘビーでラグジュアリーな生地使いをしてるし、服を作ることにかけるお金や情熱が桁違いですもんね。

僕が思う新品(ブランド)の良さは、アップデートされた服の形や生地の良さではなく、企画の面白さだと思います。

こういう服にフォーカスして、ああいう路線で、こんな打ち出しでいこう!みたいな、世の中に対する服飾文化のリマインドが今日のブランドのフィロソフィーと相まってウケてるんだなあと。

生地や服自体の雰囲気やバックボーンを追いかけるとオリジナルに勝るものは無いですが、やはり今のファッショニスタから求められる服・企画をフィジカルとして形作っていく作業にはすごくリスペクトできました。これぞブランド!セレクト!PB!な楽しみ方なんですね。

J.Press & Son's AOYAMAでは、まだまだWTC Inc.のダブルネームアイテムを置いて頂いてますので興味がある方はぜひ店頭まで足を運んでみてください。

WTC Inc. 1996 SPRING

そして、WTC Inc. 1995 Washington, D.C. と並行する形で、年末からあっためていたこちらのシーズンも開幕します。

そうです1996春の制作。

今回の舞台は、アメリカ北西部のワシントンD.C.から、南へぐーっと南下してアメリカ南端の地ヒューストンへと移ります。

そのストーリーと制作内容については、次回のnoteからとなりますのでぜひお楽しみに。


それでは、制作に戻ります。

花粉症の皆様、くれぐれもご自愛ください。
ともに乗り越えましょう。

so close to you,
WTC Inc.

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