（動画を拝借します。）

「学会に入ればいつでもHerbie Hancockのレコード聴けるよ！」

ダンサーだった当時

たった１人だけ露骨な宗教勧誘してきた女がいた。

彼女はダンサーであり、熱心な宗教信者だった。

信仰は自由である。

自分は彼女が熱心な信者であることは否定しなかった。

「別にいいんじゃん？」

彼女にもハッキリそう言っていた。

しかし、上の誘い文句だけはドン引きした。

「なにがHerbie Hancockだよ。音楽で宗教勧誘してんじゃねーよ。」

この女は音楽に対してのリスペクトがないんだな

その時に思った。

そしてその場で「自分は入らない」と、ハッキリ伝えた。

さらに

「その宗教の教義と信義は何？入るとどういいわけ？」

間髪入れずに聞いた。

すると返ってきた答えは

「芸能界にも沢山信者がいるから仕事が貰いやすくなる」

「毎月の費用も数千円程度でそこまでかからない」

とのことで

教義と信義についての回答は一切なかった。

彼女はおそらく

その時の自分が実感しやすいようにメリットを先に伝えたかったのだろう

とは思う。

ただ、

「熱心な信者のくせに信義も教義も答えられないとかコイツ馬鹿だろ。」

とは思った。

彼女は学会2世である。

親の代から熱心に信仰しているにも関わらず

教義も信義も答えられないというのは

いかがなものか。

もしくは、自分には理解できないだろうと

バカにされているだけなのか。

真意のほどは定かではないが

とにかく自分にとっては到底納得のできる回答ではなかった。

その日以来

彼女は自分の事を周囲に話すときに

「あの子は頭がいいから～」

と、必ず枕詞をつけるようになった。

学会に折伏できなかった女への精いっぱいの嫌味だな

そして自分はすべてを知りながら

終始、知らないふりをしていた。

（動画を拝借します。）

拙い文章お読みいただきありがとうございました。

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