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東京暮らしは時代遅れ?田舎暮らしが教えてくれること。

東京暮らしは時代遅れだ。

昭和から平成、多くの人が憧れるライフスタイルは都会に出て先進的な生活を満喫することだった。東京で生活すれば、給料は高いしトレンドもすぐにチェックできる。最高にクールな生活だ。

しかし、この地方の憧れとも言える東京暮らしの幻想が今崩れ去っている。コロナ禍で都心から脱出して地方でリモートワークを始めた人は実感しただろう。実は地方暮らしの方が今の時代は最先端だ。

地方暮らしと言っても、レベルがある。地方都市に住むのか、それとも古民家のような田舎暮らしをするのかだ。東京の人が地方移住して受け入れやすいのは地方都市への移住だ。なぜなら東京暮らしをコンパクトにしたような感じだからだ。

それよりも、古民家のような田舎暮らしのほうが学びが深い。地下鉄もなくコンビニもない、そういった山間部に位置する場所での暮らしは、自分と日本という国がさらに深く見えてくる。

まず、田舎では電車の生活がデフォルトではないのでそこまで時間を気にして生活する必要がない。時間に追われることが少なくなる。そうすると、必然的に自分のための時間が作れる。自分を見つめることのできる時間が増えるのだ。

たとえば、この先の人生はどうしようか、自分にとっての本当の幸せは何か?自問自答を繰り返して答えを見つけられる。

それから日本という国がより深く見えてくる。東京で暮らしていると、東京こそが日本の全てだと勘違いしてしまう。当たり前だが、日本は国土面積が広くて日本全国には田舎と呼べる場所がたくさんある。

当然だが、東京の人たちと考えや価値観が違うのだ。東京から来てみると、これが新鮮で面白い。また、地方の人口流出や高齢化といったニュースでよく聞く問題も実際に学べる。一方で、東京よりも地方のほうが先進的な場所もある。一例だが、東京よりも五島列島の福江島ではEVカーをよく見かける。東京よりもEV化が進んでおり、先進的な地方もあるのだ。

こうした発見があれば学びにつながる。そして、東京にいた時にわからなかった日本という国の全体像を掴むことができる。

そして何より、今はリモートワークが可能な時代だ。これこそ先進的なワークスタイルで、わざわざ電車に乗って通勤をしている東京の働き方のほうが時代遅れとも言える。

もし、一度機会があるなら田舎暮らしを体験して欲しい。不便はあるかもしれないが、リモートで仕事ができるし、アマゾンで必要なものは簡単に手に入る。それ以上の学びと体験をもたらしてくれるはずだ。