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からだの中の記憶たち。その4

これは、遠い過去の記憶のお話ですので、ゆっくりその時のことを思いだしながら書いています。私は普段、過去のことはすっかり忘れて過ごしているのですが、記憶の奥に格納庫?のようなものがあるのかな。
意識的にアクセスすると、するすると紐解かれた記憶が立ちあがってくるのを、流れてくるままに書き留めています。

その3で書いた、最後の方のセッションで出てきた記憶と、風景、感情。
あれは、実際に5歳のころの私が体験したものでした。
その後、数年間の間、家族は離れ離れに暮らすことになります。
それを予感した悲しみや孤独感だったのか、というとそうではなくて。
あの時の感覚はもっと根源的な、私自身の中から出てきたものでした。

例えば、生まれる前に魂としての自分は、どこにいたのだろう?
そして、肉体が消えたら、自分という意識は、消えてしまうのかな?
それとも、どこかへ、また旅をするのかな。たった独りで。
といった感覚でした。

その深い孤独感と悲しみがリリースされたあと。とても広い空間が身体の中に広がっていました。
それは、やわらかくあたたかい光に満ちていて。
さらにその昔、繋がっていた懐かしい「何か」を思いだしそうになるのでした。

この体験を通して。
ひとの身体の中には長い年月の間に。
様々な記憶や感情が残って閉じ込められていたり、蓄積していったりするのだな、ということがわかりました。
感じないようにしたり、見ないふり、無かったふりをしていても。

10回のセッション、1回ごとに、リリースがあり、身体の中の空間は広がっていきました。
それと同時に。日常の生活の中でも意識が変わっていき、様々な気づきが起こり、行動にも変化がありました。
このセッションでは、両親に対する見方が大きく変化しました。
そして、いつかまた詳しく書くときがあるかもしれませんが、その後数年間かけて、私はわたしと両親との関係をお互いの努力の元、構築し直していったのです。

最後のセッションが近づいてくる時期に。
本屋さんで、ある本が目に止まりました。ああ、これはきっと私が探していた本だと思い、すぐに購入して読みました。
それは、「サトルアロマテラピー」という精油をエネルギーレベルで使う方法が書かれたものでした。
初めて受けたボディワークと、この本との出会いがきっかけで。
私はその後、アロマテラピーとボディワーク、ヒーリングの学びの道へと導かれていきます。

(🌿2021年に投稿した記事を再投稿しました。)

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