ウクライナとロシアとぼんだ君

ウクライナとロシアがやり合ってるあいだ、ぼんだ君はいろいろなものを諦めていた。

ウクライナがドイツから戦車を買えば、ぼんだ君は絵を描くことを諦めた。待てどくらせど描かないから。

ロシアのプーチンが各国大使から総スカンを喰らえば、ぼんだ君は就職訓練を諦めた。どこと将来について話しても上手くいかなかったから。

外へ出るのが億劫になる。心拍数がふいに高鳴り動けなくなる。ストレスかなぁとカルピスソーダと三ツ矢サイダー500ml缶を飲む。

救いようがない。たった一人の自分さえ救い出せない。世の中の矛盾や差別、愚かさと対峙したことさえあった者の姿と思えない。

とても苦しんでる。森岡毅氏の『苦しかったときの話をしようか』どころじゃない。『まさに、いま苦しいんだよ。ぼんだ君』。プライスレス。

俺はどこまでも俺なのだろう。ウクライナもロシアも関係ない。辛い。

何が辛いのか具体的に書くと痩せられない。食べてしまうから。

痩せないと安い服を買えない。服が買えないとおしゃれできない。おしゃれできないと女の子にモテない。

…でも考えてみたら、おしゃれできたとしても、モテたいのか…?モテるって…。あれれ?働けないしモテないんじゃない?そもそも。

訳が分からなくなってきた。ようは「ぼんだ君はがんばってるよ!えらい!えらい!」されたいだけでしょ?なーんだ承認欲求か。

途方にない夢を持ちたい。なるべくしてなるという夢を。そのためなら、諦めていいんじゃない?それ。

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