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「信じる」介護ってどんなものだろう?

デイサービスに「行きたくない!」という方にどうするか?

本人「デイサービスには行かん!」
家族「デイサービスに行かせてください」
こんなとき毎回ケアマネも悩みます

(注)これが「正解」ではないですが、最近僕はこう意識しています。(そもそも正解も不正解もないですが)

「デイサービスに行くのを選んでも、選ばなくても、必ずこの方は幸せで自分らしく生活できる」と信じること

文字にするとただのキレイ事に思えますね
でもついこう思ってしまいませんか?

「はぁ、デイ行かないんなら、足腰悪くなっても知らんよ〜」
「娘さんも困ってるんだから行ってあげなよ」

でも「否定」や「ジャッジ(判断)」をすればするほど、人って反発するもの。だって人は認められたいから。 


だから信じて見守ることにしました。

すると、あるとき本人のタイミングで「行こうかな」と言われたり、キッカケが現れます。焦らず、説得せず、じっと待つ。専門職としてのジレンマを乗り越える。それをやるときに、「み・ほ・こ」が大事だと思いましたのでご紹介します。


「み・ほ・こ」さんが大事♪

①認める
②褒める
③肯定する

アドラー心理学で言う「勇気づけのアプローチ」で縦の関係ではなく横の関係を作ると、自然とベストな方向に進んでいけると信じています。

「これがベストなんだから。こうすべきでしょ。結果やって良かったって思うんだから、私が整えてあげなきゃ」ではないんですよね。
それは逆に「自立」を奪うことになる。あくまで「自立支援」なので、グッと介入したい気持ちは抑えて、み・ほ・こさんを意識して、話をたくさん聞いてみよう。

どんな判断をその人がしたとしても、必ず良い方向に進んでいけると信じること。それが支援者にできることなのかなと思います。


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