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日常小説:完全同時並列高速思考世界vol.6「超速と短縮の勉強法」編

では、今回も始めたいと思います。
前回は思考の超速化がテーマでした。
実際にできる方法も提示して参りました。
今回も前回と引き続きの感がありますが、題名の超速はわかる。
でも短縮とは何ぞや?と感じている方も多くいるでしょう。
それは今回の私(主人公)を観察していればわかることでしょう。
前置きはこのぐらいにして、今日の私(主人公)を観察していきましょう。
それでは、どうぞ!

私は図書館に行く。
私はウキウキしながら図書館までの道を歩いていた。
そのはるかかなた後方に友達Aが急いでついてきていた。
友達Aは疲れた様子で
A「ねー。。おーい。。」
と息を切らしながら叫んでいた。
私はウキウキな心に水を差すなとばかりにムスッとしてAの方に振り返った。
A「いつも思うけどのん(私)は常に早歩きだよねー。。」
息を切らせているAが見えるが私はすぐに前を向いて歩き出した。
Aはそれに驚いて「えー--。。。」と言っているのが聞こえた。

私は図書館に着くとすぐに数学の勉強を始めた。
少し経つとAが横にやってきた。
A「いつもの場所でよかった。本当のん(私)は何考えているかわからないよね」
とAはふと私のノートに目を落とした。
Aはすっごい目を輝かせながら、
「わけがわからない!」
と小声で言ったのが私にも聞こえた。
私はAが見ている横で数学の問題集をモノスゴイ速さで解いていた。
Aは小さい声でたずねてきた。
A「それって速記の文字?それでそんな速さで解けるのはパラレル思考のおかげだよね!」
私は数学の問題を解きながらその質問に小さい声で答えた。
私「これは速記の文字じゃないよ。速記の考え方を利用して短縮記号化した列記とした数式。1とかプラスとか書いている時間がもったいないからね。そんでこの速さで解けるのはパラレル思考のおかげじゃなくって、フラッシュ思考のおかげ」
そう答えると私はモクモクと数学にまた集中し始めた。
Aは興味深々と言った感じでまだ質問し足りなそうに私をみてきた。
私はそれがわかったので、視線でなかなか集中できないと感じた。


説明
短縮記号化は実際に速記が機能することからできる可能性が高い妄想です。今回はこの方法を使いながらフラッシュ思考を駆使することで高速で問題を解いているという設定になっています。ぶっちゃけ短縮記号化は受験期に思いつきたかったと私(著者)は思っています。


しょうがない、、と私は思い、カバンから一冊本を取り出した。
そして今度は本をスゴイ速さで読みはじめてみせた。
Aは少し読めているか疑った目でみていた。
それをみた私は今度は速記で大体の本の内容をノートに書き始めた。
それはAには点や線をランダムに連打しているだけにみえた。
私は本を読むのを止め、ノートをみながらAにその本の一部分の概要を言った。
Aは私の読んでいた部分を読み、息をのんだようだった。
A「スゴイ。。。」
小声で感嘆しているようだった。

Aはここが図書館じゃなかったら、大声で質問していただろう。
私の肩をつかんで私の上体を大きく揺さぶってきた。
そのときAの心の声がハッキリと聞こえたような気がした。
A「(どうやっているの!?)」
私は小声でツラツラと説明しはじめた。
私「フラッシュ思考しているとフラッシュ思考を意識的に使っているとき、時間がゆっくり流れている感じがするの。当然時間がゆっくり流れているから処理速度も上がるし、早口にもなるし、行動も速くなる」
Aはそれを聞いて「だから早歩き??」と言った。
私はそれには答えずに次の話をし出した。
私「速読するにはもちろん頭の中で音声化しないで、視ることで読む視読や視野を広げて読む訓練が必要だけど、その膨大に入ってきた情報を処理する速度を上げておくにはフラッシュ思考が大事なの」
Aは速読自体にはあまり驚いていない様子だった。
たぶん私ならできるのだろうとどこかで思っていたに違いない。

説明
あくまで今は妄想ですが、フラッシュ思考をできるようになると読むスピードもしだいに速くなるのではないか?と思っています。しかしながら視読や視野の拡大という二つのテクニックも訓練しないとできないのでかなりハードルが高く実証しにくい仮説だと思っています。ちなみに私(主人公)はパラパラとページをめくるだけで速読できるわけではなく、あくまでも一行ずつ高速で処理するような速読という設定です。

Aは切実な顔で
A「そのフラッシュ思考のコツ、、みたいなものはないの?」
と言ってきたので、
私は次の3点のことを言った。

①内外の情報を使って上手く連続させる
数学の問題とかだとある情報が次の情報を考えるヒントになっているときがあるし、自分の中の言葉、イメージや感覚などから思考が連続することが多々あるので、そのとっかかりを意識する。

②単音で遅い思考をつぶす。
例えば心の中で「あー-----・・・」と延々と遅い思考、つまり声色を持った音声思考をし、音声で思考できなくしておく。すると安定して速い思考の方で思考することができやすくなる。注意は想起という作業が必要な例えば歌などでは、想起の度に思考が止まるので昔はおすすめしたけど今はしていないということです。

③無駄な思考もはじめのうちはしておく
初心者ははじめ速く思考している気がするだけで言語化できないような感覚を持つ。つまり思考が空回りしている感覚がある。それを最終的には少なくしていくのだが、はじめの内はそれが多くなってもいい。むしろ歓迎するくらいでいい。

これを聞いたAは「犬はどうなっちゃうんだろう。。。」と少し遠い目をしていた。
私はそれにクスッと笑ってしまった。
Aは「最後の質問!」と小声で
「フラッシュ思考っていつ使うの?パラレル思考で十分じゃないの?」
と言ってきたので、
私「それは間違いにくいことと何より気絶しにくいこと!気絶しにくいこと!」
と少し大きな声で大事なので2回言っておいた。

説明
コツは実際に私(著者)が行っているものです。最後のは切実です。私(著者)は今のところ昔よりフラッシュ思考でふらつくことがなくなってきたので、その経験からの妄想です。


本日はここまでです。
あまりパラレル思考より研究が進んでいないため、フラッシュ思考の情報量はパラレル思考より少なくなってしまいます。
現実も含んでいるので、全てフィクションというわけではないので研究の進展をお待ちください。
私(著者)も主人公のように速読したい回でした。
今後研究が進めば速読できるかもしれないですね。

研究の進展と次回作にご期待ください!!

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