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日常小説:完全同時並列高速思考世界vol.4「パラレルハンズ」編

初回ではどのようにパラレルな思考を発見したらいいのかを述べ、二回目では妄想ながらパラレル思考ができたらいったい全体どのような勉強法が可能かを述べました。
第三回ではそうして見つけたパラレルな思考をどのように訓練していくか、ということを述べました。
それでは今回の回ではどのようなことが起きるでしょうか?
早速私(主人公)に何やら喧嘩を売る人間がいるようです。
それではどうなるでしょうか?


私はゴミをみるような目で見下していた。
私「はっ!!だからあんたは!!」
私は大声で怒鳴り、心から軽蔑していた。
何があったのかというと時は朝方にさかのぼる。

朝方私はのんきに学校に登校していた。
そしてあることを知ったのだった。
それは今週は数学の宿題が山のように出ていたことを。。。
数学の宿題は今日提出だったことを今まで少しも記憶になかったのだった。
まさに私にとって地獄の始まりだったのだが、そこに追い打ちをかけるヤツがいたのだ。
それが私に何回も負かされたヤツで、私は負け犬ということから犬と呼んでいる。

犬は私に言ってきた。
犬「小論の添削を国語の先生がしてくれるって!コイツで勝負しない?あーそっか今日はできないのかー?じゃあ不戦勝ってことでいいよねww」
どうやら国語の先生が添削してくれるようだ。
しかも詳しく聞けばお題は色々あり、様々なお題で何回でも添削してくれるとのことだった。
私はどんだけ暇人なの?先生は?と思いながら、数学の宿題をやっているところに犬がこのタイミングでしかけてきたのは、明らかに不戦勝目当てなのが露骨にわかって私は頭にきたのだった。
犬がニヤニヤしながら「無理でしょ?じゃあ明日は私(主人公)に勝ったことを言いふらそうと。。」と言っていた。
ついに私はキレて「やってやろうじゃない!!」と言ってしまった。
そして放課後までに小論文を枚数と内容の評価で決着することになった。
私は頭を抱えながら後悔の念に打ちひしがれた。
こうして私は数学をやりながら小論文をすることになったのだった。

このバトルでポイントとなるのが、授業をどうするかであったが、ほぼみんな授業は聞いておらず内職にはげんでいた。
そのため私も犬もわき目もふらずに小論文と私の場合数学の宿題に集中することになった。

友達Aが心配そうに「勝算あるの?」と聞いてきた。
私は「ある!」とだけ言った。
あまりにも断言するのでAは「どうするの?」と聞いてきた。
私は「みていてくれればわかる」とだけさらに言った。

そして放課後。
犬は私を見に来て驚愕していた。
なぜなら私は両手で書いていたからだ。
右手で数学の宿題をしながらブラインドで何かよくわからない文字を書いていた。
犬は唖然として棒立ち状態だった。
友達Aは見ていたことを犬に話した。
A「のん(私)はこの通り右手で数学の宿題をやりながら、左手で速記で小論文の下書き?構成?を考えて、清書していたよ。。たぶんあんたの負けだと思う。。」

こうして私は数学の宿題を高速で終わらせるとともに、小論文をいくつも仕上げ圧勝し、冒頭のシーンに戻るのだった。


説明
パラレル思考できればこのようなことも可能かもしれない、という妄想の産物です。ちなみにこのパラレル思考をするためのタスクの数はいくつ必要になるかわかる人いるでしょうか?私はこの2つ考えたことを両手で異なる文字として書き出すという作業は6つのタスクが必要だと思っています。その内訳は、思考で2つのタスク、2つの思考を文字に直しイメージするためさらに2つのタスク、そしてその文字を実際に両手で異なる動きをさせるため2つのタスクが必要となります。そのため計6つのタスク処理ができないとできないことになります。

実際にできるか
このタスク6つ必要説は私が実際に両利きにして、両手で異なる文字を書いたことがある経験から来ています。実際に両手で違う文字を書くことはできます。できますが、このおかげで思考が2つに分裂するといったことはなかったです。実際は右手で書くことを決めたら、左手で別の書くことを決めるといったタイムラグがあるので、全然パラレル思考の訓練になりません。そこで私が目をつけたのが速記でした。速記だったらこの書き出すときのタイムラグが消えて強制的にパラレル思考できると考えたのです。しかし今現在実際には計画倒れ状態ですので、誰かできる方がいたらどうぞやってみてください。


では、これで今回は終了したいのですが、パラレル思考の弱点があることを気づいた方いっぱいおられるんじゃないでしょうか?
実際使えばわかりますが、弱点は正直いっぱいあります。
でも何より大きな弱点があります。
それはインプットが二重にできない!ということです。
そう残念ながらインプットは直列的にしかできないのです。
これを改善するための技術は今現在私は持っていません。
そのため今作では頭の中でできることとして小論文の作成を出したわけです。
今回はこれで終わりにしたいと思います。

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