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雲のうえの「ちいさいおうち」

子どものころ好きだった絵本に『ちいさいおうち』があります。
田舎の村にたてられた「小さいおうち」が主人公です。

ぼくがすきだったのが、街になっていく過程。なんだかわくわくしながら、街づくりを楽しみます。道路ができ、電車が走り…。

ビルが建ち始めるころから、興味を失います。
ひとの姿がはっきりとしなくなるからなのでしょうか?

そして、いなかにもどりたくなるのです。不思議ですね。
ひともそうかもしれません。土にかえるときが近づくからでしょうか。

わかいころ、自給自足にあこがれて、森に暮らしたことがありました。
村の暮らしには、楽しいこともつらいこともたくさんおこりました。

結婚することを考え出したころに、山をおりる決心をしました。
自分にまけたような悔しさもあり、ほっとしたきもちもあり。複雑です。

最近テレビで昔いた村が映されていました。懐かしいひとの笑顔。
700人いた村の人口は、300人になったそうです。

いまぼくは、400世帯の自治会の世話役をしています。
むかしのコミュニティで経験したことが、ものすごい役に立っていることに気がつきました。

街はうごいていくものです。生き物のように。
じぶんも歳をかさねつつ、旅立ちの時の準備をはじめています。


宇宙に戻る旅へ。
それまでの短い時間を楽しみたいとおもいます。
はい! みなさんもご一緒に♬


やまなみに 浮かぶしまじま 雲の海 空の海には むらのひとびと






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