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アーティストとして生きる

こんにちは。
バレエダンサーのノブオです。

長い間、海外でプロのバレエダンサーとして踊ってきました。今もまだ現役で踊っております。

バレエは肉体的にかなりハードな運動、踊りなので、オリンピック選手などと同じく、年齢にピークがあるのは自然なことでしょう。

男性ダンサーはまた、ダイナミックな動きでワイルドに、シャープに。高いジャンプなども必須なので、女性ダンサーよりも早く「衰え」を感じてしまうのは仕方ないでしょう。

いつまでも「あの頃のように…」元気いっぱいに踊り続けたいのは「夢のように」いつも心の中にありますが…


芸術的センスを磨く

さてさて。少し切ない話をしてしまいましたが…

肉体的な絶頂期は、やはり20代から30代半ばでしたが、

「体が自由に動かせる!」

という感覚と

「体を使って思い通りに表現できる!」

といった『アーティストの芸術センス』が育つ実感が湧いてきたのは、

また違ったタイミングでした。


思い返してみれば、
「あの頃は、なんでもできちゃった若さのパワーがあったけど、芸術家として青かったな…」
と思えるくらい、

『芸術家のセンス』は
年の功、人生経験とともに
培われていくものだと
感じてなりません。


僕はまだ
『芸術家としてのピーク』には
至っていないと感じます。


でも体はなかなか言うことを聞かなくなってきました。


現時点での僕から
メッセージがあります。


バレエって
テクニックがしっかりしていないと
やはり厳しいです。

だけど
テクニックだけじゃないです。

言い方を変えてみれば
「テクニックだけじゃダメです」

例えばバレエ団で
20人のかなりデキるダンサーたちがいて、
全員同じくらいの実力です。

でもその中でトップを決めなければならないのなら、決め手になるのは

『芸術的センス』です。


それはごく純粋に
「より良いものになりたい」
「より良いものを求めたい」という

心から湧き出るエネルギーから育ちます。


誰にだって、
『芸術的センスを磨く方法』はあります。


それはバレエのみならず、

生き方そのものに
大きな影響を与えるものになるでしょう。


これからその『芸術的センスの磨き方』を
少しずつ紹介していきたいと思います。


藤野富村バレエ&ピラティス

藤野暢央

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