初心者から上級者まで 気持ちを込めて

バレエを始めてまだ新しい「初心者」の方も

長い年月をかけて踊りを磨いてきた「上級者」の方も

踊り続ける限り「ずっと心掛けておくべきこと」があります。

それは『はっきり丁寧に踊ること』です。

「はっきり踊る」とは何か？

例えば「話す、喋る」という時に

どんな「話し方、喋り方」が良いのでしょう？

元気よく、大きな声で！というのも分かりますし、

思い入れ深く、感情を込めて…というのも分かりますが

「はっきりと何を言っているのか」つまり『滑舌』がしっかりしていないと

相手に届かずに終わる…という結果になるかもしれません。

「はっきり踊る」というのは

自分自身が何をしているのか？

どこをどのように動かしているのかを

体の隅々まで余すことなく

完全に理解した上で出てくる

揺るぎない「自分が言いたい踊り」をすることです。

これは「誰が見ても完璧な踊り」をすることでもなく

誰かが決めた「正しい動きをする」ということではありません。

合ってるか合っていないか、ではなく

綺麗か綺麗じゃないか、より前に

強くしっかりか弱々しく小さいか、など気にせずとも

自分が「そうしよう」と思った動きを

「はっきりとその通りに」踊ることが最優先です。

全身全霊で 一つの動きをする

バレエでは「ポールドブラ」といって

美しくしなやかに腕を動かす技法があります。

でもどのような「腕の動きひとつをする」にも

腕だけ、腕のみを動かすようなことはない、と言えます。

腕の基部となる肩甲骨は背中に。

胸側には鎖骨がありますから、腕を芯から動かす、となると

胸側のボディ前面と、後面の背中も巻き込むことになるので

「腕の動きひとつ」だけでも、体全体を動かす。

言ってみれば、ゆび一本、髪の毛一本を動かすのも

「全身で行っている」と自信を持ってみたいところです。

体中が波打つような

端から端までネットワークが繋がるような

そんな奥深い繊細な踊りを心掛けて

日々、レッスンに励んでみてください♫

↓『腕の動かし方ポイント画像』↓

これからも様々なステップアップ講座を

続けてまいりますね♫