運動のメンタル面への効果とは?
こんにちは!body∞infinity(@body8infinity)の宮邉です。
あなたは運動の効果を知っていますか?
「体が強くなって健康になる!」
「体力がついてケガしにくい体になる!」
そうですね、いずれも運動の効果の一つに挙げられています。
しかし、運動はメンタル面への良い効果があるようです。
今回は運動がもたらすメンタル面への影響を調べた研究をご紹介していきます。
こんな悩みを持つ人に読んでほしい
❓あまり気分が晴れやかじゃないと悩んでいる人
❓運動の身体的効果以外のよい効果を知らないという人
この記事で分かること
✅運動が及ぼすメンタル面への影響
【身体活動と精神面の健康状態の
関連を調べた研究】
【方法】
・1990年-2002年の間に運動とメンタルヘルスに関連した87件の研究結果を調べて分析した。
・上記の研究結果より「身体活動とメンタルヘルスの改善」「身体活動でメンタルヘルスが改善するメカニズム」「身体活動と精神面健康の問題」に関して言及している。
◆
【結果】
・定期的な身体活動は、抑うつや不安症状を持つ個人に利益をもたらす。
・しかし、その効果は運動後最大1日程度で中長期的な効果はいまだ不明である。
・運動がメンタル面に利益をもたらすのは1)気晴らし、2)自己効力感、3)社会的相互作用による影響との仮説がある。
1)落ち込んだ状態などから運動を行い、運動中および運動後の気分の改善につながる。
2)身体運動はやりがいのある活動と見なすことができるため、定期的に運動に参加する能力が気分と自信の向上につながる可能性がある。
3)身体活動に一般的に内在する社会的関係、および運動に関与する個人間で発生する相互支援は、運動がメンタルヘルスに及ぼす影響において重要な役割を果たす。
【運動には短期的な気分改善の効果がある】
上記の研究結果より分かることは
運動後(最大1日)は不安な気持ちや鬱々とした感情の軽減に効果があるかもしれないというこです。
今回の研究では運動直後から最大1日までであれば気分の改善を認めたものの、それ以上の期間である中期~長期では効果が実証されていない状態です。
また運動とメンタルヘルスの因果関係も今回の研究では明らかになっていません。
あくまで運動がメンタル面に効果的な可能性が示された程度です。
ただし、運動は継続して実施していくことによって効果が得られやすくなり、結果的に中長期的な効果も得られるかもしれません。
また、運動を継続して行う事が今までの記事に書いてきたように腰痛・肩こりの解消など他の効果も得られます。
ちなみに逆の「過度の運動」および「オーバートレーニング症候群」はカラダにとって不利益を被る可能性があるようです。
あまりないとは思いますが、カラダに負担をかけすぎてしまうのは避けたほうがいいでしょう。
まとめ
✅運動は短期的であれば精神面の改善に効果があるかもしれな
✅運動の精神面に対する中長期的な効果に関してはまだ不明
✅過度な運動(オーバートレーニング症候群)は逆にカラダの健康を害する可能性があるためやりすぎは禁物
参考文献
1)Marco Aurélio Monteiro Peluso, Laura Helena Silveira Guerra de Andrade. Physical activity and mental health: the association between exercise and mood. Clinics (Sao Paulo). 2005 Feb;60(1):61-70.
著者情報
宮邉 龍馬(みやべ りょうま)
1987年生まれ 兵庫県出身
2012年 神戸学院大学総合リハビリテーション学部卒業、同年東京に上京し、リハビリテーション病院に理学療法士として勤務
<自己紹介>
こんにちは!
body∞infinityの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
このnoteを通して一人でも多くの人たちが自分の体で自分らしい人生を送れるようになることを目的に活動しています。
あなたの健康に関するお手伝いが少しでも出来れば幸いです。
<資格>
理学療法士免許(2012年取得)
<趣味>
読書(マンガとビジネス系)
<好きなもの>
奥さんと2人の子ども、チョコレート、あんこ
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