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あなたの睡眠パターンは何型?クロノタイプを知ろう

こんにちは、body∞infinity(@body8infinity)の益満です。

クロノタイプとは、朝型夜型など個人が1日の中で示す時間的指向性のことをいいます。
朝型と夜型ではどの時間帯が活動するのに適しているか違っていたり、うつ病のリスクの有無などの特徴があります。

本日はクロノタイプの見分けかたと特徴について解説します。

クロノタイプの簡単な見分けかた

クロノタイプの簡単な見分けかたとしては、土日など仕事が休みの日で朝から用事がない日の睡眠中央値を見ることです(1)。

睡眠中央値とは入眠時間と起床時間の中点の事です。
例えば2時に寝て10時に起きれば、睡眠中央値は6時ということになります。

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この中央値が

1〜2時→朝型
3〜5時→中間型
6〜8時→夜型


となります。

朝型・夜型の特徴

朝型の特徴として、目覚めが早く活動のピークが午前中から始まり、夜の早い時間に疲労を覚えて早々に就寝する傾向があります。

対する夜型の特徴は、朝はなかなか起きられず、午前中の調子がなかなか上がらず活動のピークは夕方から夜間の間に起こります。そのまま深夜帯まで眠気を感じない傾向があります。

朝から仕事をする人や学生が夜型だと、活動のピークが始まるころには仕事や学校が終わってしまう。ということになってしまいます。
朝型のほう夜型と比べてが学校の成績と運動能力が優れていたという報告もあります(2)。

ご自身の生活習慣に合わせて朝型夜型を調整しても良いのですが、夜型にはうつ病の発症リスクが潜んでいます。

夜型の人はうつ病になりやすい

1617名の大学生を対象としてクロノタイプと抑うつ度との関係を調べた実験では、夜型指向性が強いほど抑うつ状態になりやすいことが報告されています(3)。

また一般人200名を対象とした調査でも同じような結果となっていて、夜型の人が朝型の人と比べて抑うつになりやすい危険度は2.83倍であると報告されています(4)。

これは夜型生活の人は朝型と比べて寝起きの時間が遅くなることから、出勤や登校など時間的拘束のある平日は睡眠時間が短縮し睡眠負債が起きてしまいます。

持続的な睡眠不足によって抑うつ状態を引き起こしていると指摘されています。

朝型生活を目指しましょう!

これまでの解説で朝型生活のほうがメリットが大きいことをお分かりいただけたと思います。

朝型生活を送るポイントとしては

①規則正しい生活(毎日同じ時間に起きる)
②体内時計を整える

ことです。それぞれ今までの記事に書いてありますので、合わせてお読みください。


※記事に対しての質問や、健康に対する悩みや書いてほしい内容があれば下記のメールアドレスまでお願いします。

              body8infinity@gmail.com

【参考文献】
(1)柴田 重信;体内時計と食事・運動の関係性について,2021
(2)柴田 重信;時間栄養学.化学同人.2020
(3)chelminski I,Ferraro FR,Petros TV,Plaud JJ;Affect DIsord 52;19-29(1999)
(4)Hidalgo MP,Canmore W,Posser M,Coccaro SB,Camozzato AL,Chaves ML:Psychiatry Clin Neurosci 63;283-290(2008)

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