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不安や緊張が腸内細菌のバランスを崩す!


こんにちは!body∞infinity(@body8infinity)の宮邉です。


腸内細菌は、

善玉菌・悪玉菌・日和見菌の

3種類のバランスが大切であることは、

今までのnoteでのお伝えしていきました。


改善方法として運動や睡眠・食事内容があります。


しかし、いくら健康的な習慣を取り入れても

実は極度の不安や緊張が腸内細菌のバランスを

崩してしまうこともあるんです。


この記事で分かること
ストレスを受けると腸内細菌のバランスが崩れる理由

アメリカの宇宙飛行士の腸内細菌


1976年、NASAのホールデマン博士が、

宇宙飛行士と腸内細菌との関係を調べました。


この年、NASAは有人科学実験探査機を打ち上げ、

3人の宇宙飛行士が登場していました。


この3人の腸内細菌を継続的に調べたところ、

極度の緊張や不安にさらされた時に

悪玉菌が異常に増加していることが分かりました。


また、阪神大震災前後の被災者の腸内細菌を

調べたところ、震災後の糞便中の感じたなどの菌が

増加していることが分かっています。


つまり、

心理的あるいは身体的ストレスが

善玉菌を減らし、悪玉菌を増やす可能性があります。


なぜストレスで悪玉菌が増えるのか?


九州大学の須藤信行らの研究では、

生体が有害なストレスにさらされた時に、

視床下部-下垂体-副腎を介して

腸内細菌に影響を与えていることが分かりました。


ストレスを感じる事により、

脳を介して消化管の局所で放出される

カテコラミン」による直接的な影響により、

カテコラミンにさらされた大腸菌は増殖が進むことが

研究でわかっています。

カテコラミンの病原性増強効果は、

大腸菌以外の細菌でも観察されています。


そして腸内細菌の異常は、

また脳内へ神経伝達物質を介して、

送られるため、脳と腸の負の循環が出来上がります。


つまり、

不安や緊張によるストレスが腸内細菌の

バランスを崩し、

それによって更に脳が不安と緊張を増悪させるという

負の腸と脳の相関が出来てしまいます。


腸内環境を整えるには、

ストレスへの介入も必要なのかもしれません。

まとめ

✅ストレスによって悪玉菌が増殖し、腸内細菌のバランスが崩れる

✅ストレスに反応した脳が腸へカテコラミンを放出し、悪玉菌が増殖する。更に悪玉菌が増殖したことで、腸から脳へ信号が伝わり更に脳がストレスを感じてしまう。


著者情報

宮邉 龍馬(みやべ りょうま)

1987年生まれ 兵庫県出身
2012年 神戸学院大学総合リハビリテーション学部卒業、同年東京に上京し、リハビリテーション病院に理学療法士として勤務

<自己紹介>
こんにちは!
body∞infinityの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
このnoteを通して一人でも多くの人たちが自分の体で自分らしい人生を送れるようになることを目的に活動しています。
あなたの健康に関するお手伝いが少しでも出来れば幸いです。

<資格>
理学療法士免許(2012年取得)

<趣味>
読書(マンガとビジネス系)

<好きなもの>
奥さんと2人の子ども、チョコレート、あんこ

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