家族の療養と家庭の事情と自分の治療

自分の病気の治療を考える前から家族がこの1年半ほどずっと治療を続けていてですね。母なんですけど。自分のことじゃないので詳細は省きますが、昨年春から秋にかけては自宅で療養していたのが、いよいよ具合が悪くなり、年末から入院、いったん退院したものの今年3月にまた入院、それが長引いて9月末にリハビリ病院に転院、今もまだ入院中です。
幸いリハビリ病院に移ってからの経過が良好で、早ければ12月初めに退院できそうな雰囲気になってきました。

9ヶ月も入院してて体力が落ちてしまっていて、家での暮らしがまともに出来るかが今の課題で、幸い介護保険は要介護2がもらえているのである程度介護サービスは使えるはずなんですが、なにせ初めてのことなので本人も家族もよくわかっておらず退院後の生活というものが上手く想像できないし、どういうところに着地点をもっていったらいいのかもよくわからない。手探りで、まあ困ってるわけです。
本人の状態としては、食事は自分でできる、トイレもできる、立ったり座ったりもできる。歩くのはできるけど、すぐに疲れてしまうので長距離歩くのは無理です。立って何かするのは今のところせいぜい10分といったところ。

簡単に家族構成や住まいのことなど書いておきますと、両親の家に今も両親が住んでいて、妹は結婚して自分の家庭があり、私は両親の家から電車で1時間半ほどのところに1人で暮らしております。全員首都圏なので日帰りで行き来ができます。実家ではずーっと母が家事を担当してきたため、父は家事がほとんどできません。
昨年秋に自宅療養していたころは私が週末に行って食事を作って冷凍したり、簡単に掃除したり足りない買物したりしていたのですが、入院してからは実家に寄らず病院に直行直帰するようになったので、最近たまに実家へいくとかなり荒れている。これで病人の受け入れができるのかと不安になります。

それと家が古くてバリアが多すぎる問題があって、一応必要なリフォームは父が手配しているのですが、なんかそれちょっと足んないんじゃないの?つう気がするわけですよ、私からすると。しかし父は私たち娘に相談はしない。母にさえしない。口出しすると喧嘩になっちゃってめんどくさいので私も最近はあんまうるさく言わないようにしているのですが、それが吉と出るか凶と出るかは退院してみなければわからない。いやそれ危険だなーどこかで確認した方がいいかもしれないなぁ、しかしそのタイミングを計るのはすごく難しいぞ。幸い母の具合がよくなって、私が直接言わずとも母に言わせるという手が使えるようになってきたのでうまくコントロールする方がいいかもしれないなぁ。

まあでもねぇ、リフォームみたいなことは後から追加でやってもいいわけですよ、介護保険で補助も出るんだし。生活のソフト面はなるべく最初につまづきたくない。本人のモチベーションが下がって回復に影響するので。
具体的にハードルがありそうなのが、生活リズムと食事の問題です。
父はずっと自営業で今もまだ働いているんですが、朝遅く夜遅いという生活なんですよ。土曜日まで働きますしね。母が家で病院と同じリズムで規則正しく生活したくても、父に全然違うリズムで暮らされるとやはり徐々に生活リズムが狂ってしまうんですよね。
食事が作れないことについては宅配弁当頼むとかデイサービス行くとかしてもいいんだけど、作れないということが微妙に母自身のストレスになる傾向がある。
この2つはこれまでの退院の時にも大きく障壁となって、結局家での生活に適応できず結果として具合が悪くなってまた入院、となった過去があるので最初につまづきたくない。
私は今は毎週土曜日に見舞いに通っているんですが、退院後もしばらく実家通いを継続して母のストレス軽減につとめ、必要な横槍を父に入れるということをやらずにうまく退院後の生活が回るとはあまり思えないのです。

てことはです、毎週土曜日の訪問(遠征と呼んでいる)はこれからも続くわけです。退院が12月初旬とするじゃん、すぐ年末年始がくるじゃん、これを手伝わずに流せるとは思えないじゃん、自分の手術12~1月って言われてるじゃん、どうすんだ?ってなるわけよ。どうするんだろうなー本当に。

介護が週1訪問で済めば御の字という考えもあろうかと思いますが、これが週1でも結構疲れるんですよ。本当に疲れる。
実家を後方支援しつつ自分の治療は可能なんだろうか?というのもまあまあ大きい懸案ではあります。
他にもあるんですけど!

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