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ドイツからポーランドへ国境超え…する前に大事件

さて、約1ヶ月半の長い旅路にいるわたし、ねこです。
同窓会には、いけません。
今、ヨーロッパにいます。

(同窓会は、ありません)

冗談はさておき。
いま私は、ベルリン(ドイツ)→クラクフ(ポーランド)をつなぐ直通列車にいます。なんと7時間半の旅。なげえ!

ヨーロッパに行って陸路で国境を超えると、『ああ、ほんとにヨーロッパは陸続きなんだなあ』『まじでビザの検問とかないんだなあ』とEU圏システムの偉大さを実感します。

日本じゃありえないからね。どう頑張っても海か空を渡らないといけないから…。
鉄道に乗り込んでぼんやりしていたら国境を超えてる、なんてロマンがありますな。

しかしいいことばかりではありません。ここは日本じゃなく外国。

ユーレイルパスを持っているため乗車券には困らないのですが、たまに『座席予約』という厄介なシステムが存在するのです。
つまり、電車の乗車券以外に、追加料金を払って『座席予約』をしてね(*‘ω‘ *)という仕組みがあるんです。
ドイツ国内なら、ドイツ鉄道(DB)の管轄内なのでオンラインで予約できます。しかし、ベルリン→ポーランドはどうやっても出来ない!!
何度ネット上でトライしても、"reservation is impossible"とはねつけられてしまいます。

ドイツ人の友人の助けを借りたところ、どうやら国境を越える列車の座席予約はチケットカウンターにて対面で行わないといけないとのこと。
それを知ったのは、出発の前日夜8時。
(ニュルンベルクからベルリン経由でクラクフの列車に乗ったため)ニュルンベルク発の電車は朝7時。
もちろんチケットカウンターはそんな時間には開いてません。詰んだ。。

ということで、ベルリンでの乗り換え1時間に賭け、私はとにかくベルリン行の電車に乗り込みました。

ここで、みなさんふと思いましたか。
『乗り換え1時間も余裕あるなら、大丈夫では?』
そうなんです、そう思いたいですよね…
でもここまで数回ドイツ鉄道を使ってきた経験上わかってきました。奴らはぬるっと遅れる!笑
各駅で数分ずつ遅れ、『あら、なんだか10分遅れになっちゃった〜♪ゴメソ♪』
みたいなことがよくあるんです。
しかもベルリン中央駅は超巨大。まじで広い。


だから、1時間あっても不安でした。

そして、無事に9:56にベルリン駅到着。第一関門はクリア。
クラクフ行の電車は10:52。それまでに、チケットカウンターへ行き、座席予約をしなければ…!

そしてカウンターに着き絶望。 
めっちゃ人ならんどる!!

整理番号を渡され、見るとなんと30分以上待ち!!
奥にカウンターがたんまりあるのに、働いてるのはおじおば4人。もっと人員割いてくれぇ!!!

チケットを取ったのが10:03、待てども待てども順番は来ず…
自分の中で10:45になっても順番が来なかったら、諦めてとりあえず列車に乗り込むというタイムリミットを作りました。(全然諦めてない!!w)
言い忘れてたけど、これを逃したら本日分の直通列車はもうありません。そう、これに乗るしかないんです!!

10:30。まだ順番は来ません。
10:40。そろそろ諦めようかと腰を上げかけていた、その時…
10:42。呼ばれた!!!

自分自身との賭けに勝ちました!!
死ぬほど焦ってイライラしたけど、この旅で一番ドーパミン出た…笑
こ、これは病みつきのスリルです。

そうして発車10分前にチケットを手に入れ、無事乗れました…。

さて最後に、忙しい中私のために時間を作ってくれ、列車について相談したらカウンターにわざわざ電話かけてくれて、おまけに『もしもトラブルがあったら、電話かけてきていいからね。私が受付の人の間に入って話してあげる』と約束してくれたドイツ人の友達ふたり。

本当にありがとう(T_T)
友達って国境を超えて素晴らしいなとしみじみ思いました。
わたしも同じくらい親切にできるかしら。いや、絶対親切にするのだ!と、心に誓った経験でした。


友達が、チケット取れたかどうか最後まで心配してくれました。ありがとう
興奮しすぎて長文送る私。


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