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【レシピ】イースター!ホットクロスバンズを焼こう【手ごね】

明日4月4日は『イースター・復活祭』ですね。

ウィキペディアには、
『復活祭は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭』とあります。
毎年4月4日が、、、というのではなくて、キリストが復活したのが、日曜日だったということで、毎年の春分の日以降で満月を迎えたその後の日曜日と定められているそう。
ちなみに、来年は4月17日だそうです。

ハロウィンの次に『季節のイベント』として、なんとか日本でも盛り上げられないか?

という雰囲気を、去年まではあちらのお店やこちらのお店で感じていたのですが、今年は出かけていないせいもあって、それほどでもなく…

雑貨屋さんや製菓材料店、料理やお菓子系のインスタグラマーさんたちなど、可愛いうさぎとかカラフルなたまごをガンガン推していたんだけどなぁ。

新年の『エピファニー・公現祭』とどちらが日本ではよく知られているのかな?
最近ではガレット・デ・ロワを店頭に並べるお菓子屋さん、パン屋さんが増えたので、こちらの方が身近なのでしょうか?どう?

ちなみに、今年のエピファニーは1月3日でした。(フランスでは、毎年1月2日〜8日の間の日曜日が公現祭となるんだそうです)
いや、お正月だし。三が日に来ちゃったのか!

ここ数年、続けてガレット・デ・ロワを自宅で焼いていたのですが、さすがに今年は出来なかった。
まあそれでも1月中には焼こうと思っていたのに、紙の王冠を作るところまでやっておいて、ガレットは焼かないままで4月です。

しまったなぁ、という思いと、よし、じゃあ今年はイースターに乗っかろう!ということで、卵にカラフルな絵を描こう、ではなくて『ホットクロスバンズ』という十字架模様のパンを焼くことにします。
(季節のイベントにのっかりたいだけのミーハーですみません)

型に入れて焼いたちぎりパンスタイル。今回は24cm×18cmサイズのホーローバットを使用しました。
ドライフルーツを入れて、最後にシロップを打つ、柔らかくて甘いパンです。


〈材料〉パン生地
強力粉 250g
砂糖 5g(小さじ1)
塩 4g
インスタントドライイースト 3g
水 160〜165cc
バター 12g
レーズン 25g
オレンジピール(ダイスカット)20g
(シナモンパウダー お好みで)

クロス模様の生地
強力粉 25g
砂糖 5g
水 20cc

仕上げのシロップ
砂糖 15g
熱湯 30cc


〈準備〉
レーズンとオレンジピールを湯(分量外)に1分ほど浸しザルにあげて水を切る

お好きな方はレーズンにシナモンパウダーをまぶす

ホーローバットにオーブンシートをひく
焼成のタイミングでオーブンを200℃で予熱する

〈作り方〉
1. バター、レーズン、オレンジピール以外のパン生地の材料をボウルに入れてよく混ぜ、まとまってきたら台に取り出して5分ほど捏ねる

2. 1の生地にバターを入れて全体に馴染ませてながらさらに捏ね(10分ほど)、最後に柔らかくしたレーズンとオレンジピールを混ぜて、丸くまとめたらボウルに入れてラップをし、温かい場所で2倍になるまで発酵させる〈一次発酵〉
 → 今回はオーブンの発酵機能を使い30℃で40分

発酵後↓

3. 発酵終了した生地を取り出し、6個に分割して丸めたものを乾かないようにボウルを被せたり布巾をかけて20分ほど休ませる〈ベンチタイム〉

4. 休ませた生地を丸め直しオーブンシートをひいた型に並べ、温かい場所で2倍になるまで発酵させる〈二次発酵〉
 → 今回はオーブンの発酵機能を使い30℃で40分

発酵後↓


5. 二次発酵中に「クロス模様の生地」の材料を混ぜ合わせ、絞り袋やビニール袋に入れる

6. 発酵終了した生地に5で用意した生地で十字の模様を絞る

7. 200℃で予熱完了したオーブンで18分ほど焼く

8. 焼き上がる直前に熱湯と砂糖を混ぜてシロップを作る

9. 焼き上がったパンにハケでシロップを塗り、表面が乾いたら出来上がり!

シロップを塗ったあと↓

テカテカつやつや、完成です!


早速ちぎって食べたいところですが、、、
明日の朝ごはんにとっておくことにします。
なので、断面と最終的な味の感想はまた明日、追記しますね。

日頃、ちぎりパンを作っている人は、上に乗せるクロスの部分の生地だけプラスして、というお手軽『ホットクロスバンズ』もいいですよね。
いろんなレシピを見ても、型に入れて焼いているものが多いのですが、たまーにパン屋さんで見かけると買いやすいようになのか?1個ずつバラバラで焼かれているものもあります。

そっか!
パン屋さんが、ガレット・デ・ロワみたいに、もっとホットクロスバンズをジャジャーンと盛大に売り出せばいいのかな?
何が「いい」のが、わかんなくなりますが、、、

ああ、でもお正月と同じくこの4月の頭って、年度末からの年度の始まり。
入学式、進学進級、入社だ引っ越しだ、で日本中が慌ただしいんだろうなぁ。
「イベント」としてのイースターの定着はなかなかハードル高そうですね。

でも、ドライフルーツの甘いパン。
きっと美味しいですよ♪
イースターじゃなくても美味しいけれど、年に一度、クロスをつけて焼いてみませんか?
焼いてみて♪

【追記】
ホットクロスバンズ、食べてみました。
ふわっとし生地にシナモンとオレンジの香りがとても心地よい、柔らかな仕上がりです。
仕上げにシロップを塗っていますが、翌日になると乾いてしまったので、焼き立てを楽しむか、もっとシロップの濃度を上げてもいいのかも?ただし、あまりねっとりさせると、当然ベタつくし、甘くなるのでその辺りはお好みに合わせてくださいね。

中に入れたレーズンとオレンジピールは、このレシピの分量で十分に味わいとしては足りるのですが、もっとたくさん(倍量くらい)入れても贅沢で美味しいかも。
ただそうすると、生地をまとめる難易度が上がるので、お湯に浸して柔らかくしたらキッチンペーパーで念入りに水を切るとか、お湯に浸さずに「蒸す」とか、もともとパンを捏ねる際の水分量を減らしておくなどの調整が必要です。

サポートいただけると嬉しいです^^