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まとめの授業展開

 わざわざ、都内私立の森山先生が、ぼくの通勤する距離よりも遠いところから授業を観に来てくださいました。観てくださった後に、感想をいただいたので、許可をいただいて、そのまま載せさせていただきます。2クラスの授業をはじめから終わりまで、全体を通して観ていただきました。今回、観ていただいた授業内容は「中学地理、九州地方のまとめ」でした。
 このときの授業の展開は上の画像の通りです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー今日の参観メモからです。帰りの車中での話とも重複します。

①ICTの発達により、入力して共有と言う流れが増えている中、やはり「自分の言葉で話す・伝える」ことの重要性は見直すべきだと思いました。まとめ方に類似性があっても伝えること自体が個別学習になり得ることなのだと感じました。

② ICTリテラシーを締切という観点から自然に伝えつつ、学校と社会の相違を認識させることは大変重要だと思います。私もしばしば学校は一番優しい社会であり、そこに甘えない!と言ったことを伝えます。学校は社会であり、楽しくあるべきですが学校を出た後、生きるためのルールを授業を通じて意識させることですね。

③ホットシーティングの場面から。ここでは学びを深めることの意義を伝えていらした点。単に盛り上がって「今日の授業は楽しかったー」が学びでは無いことを生徒にある意味厳しく伝えることも時には重要だと思いました。

④教材を使うのであり、教材で学ぶのでは無いこと。これは車中の話題でしたが、教科書と言う基本ツールをベースに授業をどれだけ広げられるかが教師の力量と感じました。細かいプリントを作ること自体は否定しませんが、その自己満足に陥らないように気をつけなければいけないなと改めて感じたところです。教師が細かな事項に拘るのは、今後の大学入試の観点からも場合によっては逆行する気がしました。学び方、学ぶ楽しさ、協働…難しいですがこれらを授業に取り入れる工夫は私ももっとしていきたいです。

⑤インとアウトのバランス。 授業内でインプットとアウトプットがバランス良く配置されていることを感じました。そしてインプットの相手は教師だけでなく友達であること。とても大切ですよね。自分も、もっと意識したいところてます。

⑥課題(知事として政策を考える)について。やはりいかなる場合にも評価軸、狙いを生徒に明確に伝えることは不可欠ですね。それが無いと何となく成果物を作ったと言う状況に陥るのかなと思いました。自由度は残しながらも、最低限のオーダーは出すことも忘れないようにしたいものです。

⑦最後に。 やはり、場づくりを大切にされている点、教えることに頭が行きがちな我々は見直すべきと感じました。何のために授業があるのか、そこで何を学ぶのか、常に意識していきたいと再認識したところです。 長文になってしまいましたが、記憶の鮮明なうちに感じたこと、学ばせていただいたことを書かせていただきました。 改めて校内、車中と学び多き1日をありがとうございました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ぼくの授業の部分部分、それぞれの役割や組み立て、そしてその意味を充分に受け取っていただけていることをとてもありがたく感じました。理解いただける方がいらっしゃるということだけでも、とても心強く感じます。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

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