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第二新卒は退職理由・転職理由をどう伝えるべきか

第二新卒の退職理由は嘘をつくよりはできるだけ素直に言う


第二新卒の退職理由をできるだけ素直に言う理由は、だいたい採用担当者にバレているからです。


私が一社目の会社を辞めた理由は「上司との人間関係」でした。端的に言ってしまうとパワハラでした。

いろんな転職にまつわるサイトを見てみると、「ネガティブな退職理由はポジティブに変えましょう!」とかあります。人間関係が原因のときは直接言わずに「もっと裁量のある仕事がしたい!」とか「チームで仕事したい!」とか視点を変えてくださいと書いてあります。

なので私もそれに準えて、面接では本当の退職理由は隠して「もっと裁量のある仕事がしたいです、一人でなくチームで仕事したいです!」と言ったんですね。

そしたら「で、ほんとの退職理由は?」という感じでいろいろ質問をされまして、結局本心を言うはめになりました。

面接用に取り繕った退職理由を伝えても、採用担当の人は結局のところ前の会社に不満があったのかどうか、本当の退職した理由が知りたいわけです。

なのでネガティブなことが出てくるのは当たり前…

そもそも第二新卒の採用は就職して2~3年以内でやめたりした人材を採ろうとしているわけなので、前の会社に不満があって当たり前です。

そこを採用担当の人はわかっているはずなので、退職理由はできるだけ素直に伝える必要があると思います。

それとは別に転職理由として、「こういう会社で働きたい」という思いを伝えられればいいのではないでしょうか。

第二新卒は退職理由をカバーするアピールを用意する


第二新卒に限らず退職理由で大事なことなのですが、しっかりと自己分析や原因分析がしてあることが必要です。

採用担当の人が退職理由を効く目的のひとつとして、「採用後、同じ理由で会社を退職しないか」を見ているとよく言われています。

採用リスクを考えれば当然のことで、職歴がたくさんあって退職理由も「仕事内容に興味が持てなかった」では、採用後同じように辞めてしまうのではないかと思われても仕方ありません。

じゃあ何が必要かと言えば、「再発防止に何かしたか」ということです。

言わば退職したことに対して自己分析をして、何が悪かったのか、今後同じ状況にならないためには何が必要かを反省していることを伝えられればいいです。

私は一社目の退職理由のパワハラに対してはこれができてなかったのですが、よく考えればいろいろあるわけです。パワハラを受けても社内調整をしっかりできる人は退職せずに済んだりしているわけですから、私はそこが欠けていたことになります。

人を巻き込む力が欠けていた、というと再発防止策が難しく見えるのですが、早い段階で誰かに報連相をしていればパワハラで退職することは防げたかもしれません。

なので、例えばコミュニケーションに関する本を読みましただとか、自分にも原因があったのであればどのようにして直していくつもりかを提示できていれば良かったのではないかなと思います。

また、このとき、口頭では伝えづらい内容であれば資料を作成して面接中に提示することも可能です。
うつ病でも転職で内定を獲得した方法』に資料の作成方法をまとめましたので気になるかたは読んでみてください。

第二新卒の転職理由はポジティブな思いを伝える


退職理由と転職理由はネットではよくごちゃ混ぜに使われているのですが、本当は微妙に違います。私も転職エージェントさんに言われて気づきました。

退職理由はその名のとおり、前の会社を退職した理由です。上司や同僚の人間関係が原因で辞めた、給与面に不満があった、事業内容や業務内容にやりがいを見出だせなかったなどです。

何かしらの会社への不満、ネガティブな要素があるから辞めるわけですよね。

極端な話、起業したいから辞める、といった場合も突き詰めれば「やりたいことができない」や「給与面の不満」「裁量権がない」などが退職理由になると思います。

会社を辞めたあと、じゃあどうするかといったときに転職理由が出てきます。

「やっぱり会社で(正社員で)働きたい」という思いを前提に、成し遂げたいことというのを皆さんお持ちだと思うんです。それが転職理由です。

例えば、「チーム一丸となって働きたい」、「残業の少ない会社が良い」、「興味のある仕事がしたい」などです。

そういった思いをまとめておき、退職理由と絡めて前向きな気持ちとして転職理由を伝えられるとネガティブな評価に繋がりません。

私の例で言うと、①一社目は上司のパワハラが原因で退職しましたが、そのほかにも一人でこなす作業が多くチームとして仕事をする場面が少なかったので、②よりチームとして活躍でき和気あいあいと仕事のできる職場を探していました。

①の部分が退職理由で、②の部分から転職理由になっているなが分かりますでしょうか。

②は転職の軸としても使うことができるので、しっかりと自己分析をしておきたい部分です。

退職理由と転職理由は必ずしも一致するものではありません。

「給与が低い」という退職理由に対して「給与が高い会社で働きたい」という転職理由など、場合によっては退職理由と転職理由が表裏一体になるのでそこで混合されているのだと思われます。

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