うつ病プログラマーがスーツ屋さんになったあと病院勤めになった
こんにちは。旬平です。
2020年6月をもってプログラマーを辞めて(辞めた理由については「ビジュアルスノウっていう病気」を参照)、8月からスーツ屋さんに勤めています。
雇用形態はアルバイトなので大したことないのですが、東証一部上場企業の勤め先なので雇用保険にも加入できて助かっています。
スーツ屋さんで働こうと思った理由
正社員を辞めてアルバイト(フリーターになる)という職業選択の自由を前にして、やりたいことってなんだろうと考えた結果、「どうせなら(のちのち役に立つであろう)面白い仕事を経験してみよう」という観点で探しました。
僕の人生って紆余曲折が激しいんですよね。それもすべて自分の選択でしているので(そうでないものもありますが)、自分の感性なんだろうなと思っています。
というのも、大学時代は警察官を目指していたものの肉体面で断念、プログラマーという職業についていたものの目の病気で断念。それぞれのターニングポイントで新しいキャリアをどう築くか模索することが僕のなかではよくあります。
キャリア設計が警察官からプログラマーになった経緯は、当時不動産系の営業職の内定を持っていたので営業系の経験を積もうとはじめたIT企画営業のアルバイトがきっかけですね。
そこで、「プログラマーって社会のシステムを作ってるんだな」「警察組織の支援システムとかなら僕も力になれるんじゃないか?」とパラダイムシフトできたんです。犯罪を防ぐのには警察官になるのがすべてだと思っていた自分からしたら革命的でした。
まあそんな経緯が以前にあったので、アルバイトとはいえコンビニや居酒屋などで無目的で働くよりは新しい知見の得られる分野で働こうと考えていました。
プログラマーを辞めた時点でもうデスクワークからは離れる=正社員は難しいという気でいたので、起業を視野にして考えてました。
その上でアパレルを選んだ理由としては、営業活動が必要になるうえで接客スキルを身に付けたい、自分の身なりに自信を持ちたい、あわよくば恋愛がしたいという理由ですね。笑
一般的なレジスタッフと違い、アパレルは販売にニーズのヒアリングが伴うので、そこでヒアリングする力を養おうと考えてました。ヒアリングする力はどこにいっても通用しますし。
そんなこんなで運良くスーツ屋さんに採用してもらえました。スーツ屋さんを選んだのは単にスーツが好きだったからですね。
※不動産系の営業職の内定を持っていた理由については、当時デートレイプと環境犯罪学について関心を持っていて、デートレイプという警察介入の難しい分野の犯罪被害を予防するため不動産に新たな価値を見出だそうとしていたからです。平たく言うと何のアイデアもなかったということですね。
今現在(2020年10月)抱えている課題
スーツ屋さんに勤めはじめてから二ヶ月が経過し、三ヶ月目に突入しました。
ところがうつ病を患ってからというものの、働くことが億劫になり、ときたま体調不良を覚えるようになってしまいました。
スーツ屋さんでは週4日8時間働いているのですが、ときどき頻脈や動悸に襲われます。
これはプログラマーのときもあったにはあったのですが、そのときの原因はビジュアルスノウだったので、今回はまた別の原因が考えられそうです。
そう、接客業のストレス。緊張感からくる精神的負荷。たぶんこれです。
プログラマーもといデスクワークのときには感じなかった他者からの目線がストレスになっているような気がするのですよね。もとをたどれば、自信のなさにたどり着くものですが。
この課題にたいしていま実施していることはとにかく商品知識を身に付けること。「なにを聞かれるかわからない」という不安感がストレスになっていると仮定して、論理武装による防衛を図ろうと言うものですね。笑
うつ病を経験したからか、やはり緊張しやすい体質というのはなかなか変えられるものではないようです。
プログラマーは辞めてよかった
唯一、救いだと思うのが、目の不調や頭痛に悩まされることが大幅に減ったことです。
プログラマーをしていたときには、身体的疲労(長時間座っていることによる)、精神的疲労、神経的疲労(目を酷使する)のフルコースだったわけですが、いまは身体的疲労と精神的疲労のみ。
神経的疲労がないだけでやはり疲れ方は違うように感じます。
肩こり持ちには変わりないのですが、あのどんよりとした肩の重みなどは感じなくなりました。目が霞むことも少ないですね。
そりゃあもちろん、続けられることならプログラマーは続けたかったですが、致し方ないことです。
できるだけ前を向いて、できることをコツコツするしかないのです。
気づいたら病院勤め(2021年9月現在)
2021年の1月から病院で看護助手(介護士のようなもの)をはじめました。
スーツ屋さんは結局やめてしまいました。
あのあと、シフトを減らしたり同僚に相談したりして、そのなかで自分なりの開き直りをしたら頻脈と動悸が減ったんですね。
ただもともと、スーツ屋さんで働きはじめる前から、心理職系の資格取得を目指していたので医療福祉系の経験もしたいなと思っていたんです。そう考えてちらほら求人を見ていたら、うっかり応募してしまい、面接に合格もしてしまいました。
そのまま仕事を変えることになって、気がつけば8ヶ月が経ちました。
看護助手の仕事は性分にあっているようで、ストレスなく働くことができています。ストレスが少ないので、体調もすごく安定しています。
心理職系の資格にも先日合格し、次のステップとして起業を視野にいれながらいまは病院で働いています。
自分に合う仕事ってやってみないと分からない?
プログラマーはパソコンが僕を苦しめました。
スーツ屋さんは接客というなかで緊張に馴染めず苦労しました。
いま、看護助手としてなんとか仕事を続けられる状態まで持ってこれました。それは看護助手の仕事が、「いつも知っている患者さんと接する仕事だから」だと思います。
既存顧客、なのでしょうか。いやもっとフランクで、「顔馴染みの人しかいない」からストレスも少なくて済んでいるのだと思います。
うつ病から復職・社会復帰していくのに必要不可欠なキーワードは絶対的に「ストレス軽減」です。
本当の意味で無理せず働ける仕事を見つけてください。
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