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教えて下さい86:前言撤回・朝令暮改は良いですか?(v5_もぐらさんの悩み)

9月25日。月曜日。会議中に真っ当な指摘を受ける。「それってこの間の言っていたことと違いますよね。こっちは作業初めているし、もうやり直したく無いですよ。これ以外は難しいですよ」「あ、いや、だからやり直ししなくていいの。作業を止めて欲しいの。無駄だったけど、今は作業を進めない方が、時間もコストも良いとの判断で」「指示をコロコロ変えないでくださいよ。。。」「ごめんね。会社は朝令暮改が大好きなものでね。って、冗談です。なんでかというとね・・・」

ボクは、誰かが前言撤回し、朝令暮改し、ボクの今までの作業が無駄になっても、問題視しない。ま、仕事していると普通にある。意志決定者の意見が変化しただけ。ボクはその理由・原因・背景を教えてもらいたくてわくわくする。何が起きたのかな!?って。ただ、そこにボクの判断軸で正当性があろうが、なかろうが、受け入れる。誰もが不完全な曖昧な未熟な存在なのだから、しょうがねーなー、って。

今日の悩み: ”前言撤回はダメ! なのか、当然、自分も外部も変化するのだから前言は容易に撤回されるべき!なのか”

案1:
人は知識を得て、経験を得て、学び・気づき、昔よりアップグレード、あるいは昔と違う自分になる。結果、前言撤回は起きる。何も悪いことではない。好みも、主義主張も、物事の定義に対するパラダイムシフトも起きる。それに自分のみならず外部環境も変わる。変わったと自分が認識する。その結果の前言撤回は当然にありえる。相手がどう思うかはわからない。が、しょうがない。自分が成長するも相手は成長していない、のかもしれない。自分が外部環境の変化を感じるが、相手は感じられていない、のかもしれない。勇気を持って前言撤回しないと、自分にウソをつき、偽りの自分で人生を歩み、そしてコンコルドの誤謬のごとく、頭の悪い無駄が続く。朝令暮改はウェルカム。正当な理由が有る限りにおいて。正当を相手がそう理解・納得するかは難しい問題だけど。

あるいは

案2:
信頼するとは、過去からの今のあなたが将来も続く、と信じること。いつものように約束を守ってくれる、いつものようにがんばってくれる、前回と同じ結果を出してくれる、そんなあなたが明日も、明後日も、同じに続く。こう思えることが信頼だ。ここで前言撤回すると信頼を崩す原因になる。前言撤回しても良いには良いが、信頼を崩さない限りだ。前言撤回し、昔とは違うことを発言し、信頼にプラスになればOK。逆にそうで無いならば前言撤回の更なる撤回が必要だ。もちろん前言撤回が信頼を崩壊させても良い、目の前の誰かを傷つけたり、失っても良い、という選択を取りたいならばどうぞ。信頼を築くのは大変、壊すのは簡単。前言撤回に価値は薄い。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

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