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部下から「指導」を受けるという逆転現象で感じる価値。威圧や怒りの防波堤

今日、部下とランチ後に桜の下でキャッチボール。さわやかな風、雨もあがって、もう半分ほど桜は散っているが、総じて悪くないコンディション。

さて、彼は高校まで野球部。ボクは小学校で2年間ほどリトルリーグ。上手さが違う。ボクは真っ直ぐ投げるのに精一杯。彼はボクの胸からほぼ外れないし、ボクのボールの回転がこうなっている、とか、あ、今のは良かった、とか、人差し指と中指が広がり過ぎかも、とか指摘をくれる。でも、グラブさばきは小学校だけの野球少年とは思えないです、と褒めてもくれる。ありがとう。

彼は一周りほど歳下の部下。でも野球では上。ボクが教えてもらう、褒めてもらう。ある意味逆転。

で、自分が部下より「確実に劣っているスキル・知識」を身をもって知ること、そして指導を受けることは、会社の上下関係のコミュニケーションにとって、とても良いな、と思ったのです。

というのも、職場で偉そうな自分になれなくなるな、と思ったのです。別に偉そうにするつもりはないのだけど、立場や役職やその瞬間の要請ごとが上司の人柄を簡単に変えるのが職場だ、という怖さがある。これからも、当然に、指示するし、急な依頼ごとも、無理もお願いするが、権力や役職名を傘に偉そうにおごり高ぶる低レベルに陥る可能性をだいぶ減らせそうだな、と思ったのです。

ちょっと気を抜くと会社では簡単に威圧的に陥り、知らず知らずに色んな意味で暴力をふるっています。こっちも人間で弱っちいからしょうがないよね、と言い訳しながら。だから、こういう職場事ではない「異質な」経験で上下逆転を経験すると、この弱さの歯止めになってくれそう。もちろん職場でも部下に指導してもらう、教えてもらうことはあるけど、指示命令としてたまたまお前が知っていることを教えてね的であり、上下関係はなぜか強固に維持されるので、この歯止めにはならない。そう思います。

ということで、職場からちょっと離れて、部下が確実に自分より上だという真実を身をもって実感し、そして、部下側も同じく上司に優しく指導したぜ!褒めたぜ!という経験をあえて醸成することで、自分が威圧的になれない気がした。だから、どんどん色んな部下に指導してもらおう! そう思ったのでした。


読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_84)


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