ボクともぐらさんは、会社の同僚。やさしいひとになることを夢見て、やさしいひとでありつづけることを夢見て、やさしいリーダーが率いるやさしい組織づくりを目指して、一歩一歩、学ぼうと約束。「ぼくモグラキツネ馬」（絵本・寓話）に出会い、感動したことがきっかけ。”やさしさ”は強さが生み出すと気づいたことがきっかけ。この絵本を頼りに学んでいく物語

もぐらさんがやってきた。「のっくのっく。やらかしちゃいました。。。ミス。ミスもぐらのミス。ふー。慰めてください。やさしいリーダーさん。あの手の仕事だと、どうもミスしちゃうんですよねー。同じミス繰り返すのはおバカちんですよね。。。パンケーキがまた必要そうです。。。」

「もぐらさん。おバカじゃないよ。ミスというものは、概して同じミスが繰り返されるものよ。だって、もぐらさんはもぐらさんだから。３年、５年、１０年スパンだと同じもぐらさんでも性格や能力、人間性とかちょいちょい変化・進化、退化？するけど、しばらくは同じもぐらさんでしょ。だから同じミスが繰り返されるの。ミスなんて気にしちゃだめよ。ところで、ミスじゃなくて、出来たこと、やり遂げたことを、ニコニコしながら教えてよ。」

「でも、ミスが気になっちゃうんですもの。。。」

ひとはみな、もちろん完ぺきじゃない。職場でミスはたくさん。noteでは読み返しても気づかないのに、読んだ方からは誤字脱字のご指摘多数。でも、ミスは人生に、職場に、あっちこっちに毎日あるもの。職場だと、そもそも全てが自分のやりたい仕事ではないし、集中してる途中で色々な邪魔が入るし、急ぎやらないといけないこともあるし、チェック作業を省くこともあるし、ミスなんてしょっちゅう。だから許容と思わないと。

・自分だけでなく、みんなミスは起こす。批判せずに現象を見つめ、次にどうするかに自分の／チームの真価が問われる
・ミスは同じミスが繰り返されるもの。だって自分は自分だもん。だから、まぁ、気にしない
・それに、もう起きてしまった過去に固執せず、未来志向の方がわくわくしないかな。
・ミスは気にせず、”できた”ことに着目

誰もがミスをおかす。仲間がミスしても、ミスなんて思わない。”今、起きた現象”、ってなだけで中立。良い悪いではない。そこにある事実・現象。なので、次にどうしたら良いかを考え、実行し、対応させることが楽しいのでは。何かが起きた時にこそ、自分の思考・行動力の真価が問われる、と思って。だからミス・間違い・過ち・失敗・問題はウェルカム。

それに同じミスを「繰り返す」のは批判の対象になりがちだけど、そういうもの。”同じ類いのミス”こそが繰り返されるもの。だって、その人の個性・特徴が生み出すものだから。ホームランバッターに三振が多い（？本当？）のと同じ。だから繰り返されることを、自分が自分だったんだ！って喜べばいい。

人生、時には取り返しの付かないミスもあるかも。でも、もう地球は後戻りしない。ミスが大きくても小さくても、もう遅い。けれど、それをどう対応するかはこれから。将来を見ないと。将来みてどうしようかわくわく考えよう。それに、そもそも”取り返しがつかない”と思うかどうかも自分次第。

最後に、ミスばかりに着目していると、自分が”できなかった”ことにフォーカスしているので、自分に”できない”のレッテルを知らず知らずに貼っている。できない暗示にかかり、だんだんぬるま湯のゆでガエルのようにダメージを受け、自信がなくなっていく。自分の心にブレーキをかけてしまうようになる。ミスじゃなく、できたことに目を向けようよ。

「物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が、“できる”と信じることからはじまる。 自ら“できる”と信じたときにその仕事の半分は終了している」。どこかで読んだ日本電産の永守さんのお言葉（すいません、出所を覚えていなくて）

それに、今は「できない」かもしれないけど、「今の自分にできることで、自分の価値を判断しちゃいかん。将来の君らは、今の君らが想像もできんほど大きなことをやって、多くの人の幸せを左右する存在になっているはずや。五年後の自分の可能性を舐めるなよ。」大好きな作家さんの喜多川泰さんの本「スタートライン」から。

ということで、ミスを気にせず、できたこと・できる自分にフォーカス。「あーあー、ミスしちゃった」からは自己肯定感は生まれない。「できたよ！」「わあ、ありがとう。助かったよ！」の感謝の声を集めて自己肯定感が生まれる、と思う。自己肯定感があると、自分は”できる”とますます思うようになって、挑戦して、困難が来ても信じて諦めなくて、周囲への助け舟も積極的になり、結局、何かを達成し、周囲を幸せにし、自分も幸せにしてもらう機会も増え、自分もみんなもHappyになる。

ミス、ありがとう！同じミスを繰り返す私、ありがとう！周囲のミスもへっっちゃら！起きてしまったことにアタフタせず、おもしろがって、それを解決しようと思う私・みんな・チームが大好き！ってな感じでどうかしら。

「”いちばんのおもいちがいは” モグラがいう。”かんぺきじゃないといけないとおもうことだ”」（「ぼくモグラキツネ馬」より）

「”なにかがおきたときにどうふるまうか。それこそが、オイラたちにあたえられているさいこうのじゆうってもんさ”」（「ぼくモグラキツネ馬」より）

「”じぶんにやさしくすることが、いちばんのやさしさなんだ” モグラはいった。」（「ぼくモグラキツネ馬」より）

「”この世界をおもしろがろう。」（「ぼくモグラキツネ馬」より）