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「失敗」がOKな正当な理由

「失敗は最良の教師ではまったくない」。最近読んだ本にこうあった。

なぜなら、立ち直れない場合もあるし、そもそも失敗から学ぶのは上手く行かない方法であり、人は失敗したから成長するのではない、失敗に上手く対処できて始めて成長する、から、とのこと。

確かにそうなのでしょう。正論?。でも、どうなのかな、失敗だけからも普通に学べる気もする。。。WEB会議で画面がフリーズなんて低レベルから会社が潰す法律違反まで色々。失敗と言ってもアレコレ。同じように失敗に対する考え方もアレコレあっていいような。

以下は失敗についての考え方のアレコレ。どれも正しく、でも、互いに反するとも言える。学びがある深い考え。皆様の好きな考えはどれかしら。

1.
”失敗してもいい。臆せず挑戦しよう!”は間違っている。
絶対に失敗しない、そのマインドで挑戦しなければダメだ。最初から失敗を許容するのは間違っており、気の緩みを発生させる。適度な緊張が成功を生む。行き過ぎの緊張はもちろん回避すべきだが、緊張なければ結果も学びも無い

2.
失敗は一度は受け入れる。が、2回目は無い。繰り返すは馬鹿だ。馬鹿は教育するか、去ってもらう。この緊張が行動に自己責任感を生む。結局、行動の結果は自己責任次第なのだ。だから、結果的には失敗が少なくなる

3.
失敗を許す。そして、2回目も3回目も受け入れる。なぜなら、
人間なるものは、その個々が持つ長所とその長所と同居する短所が、似たような間違いを繰り返させるものだからだ。人格に解決を求めては奏功しない。組織の仕組みで解決する必要がある。だから、現場の細かいオペレーションは担当によって柔軟対応が必要だ。仕組みの基本は短期では見直さない。だが、マイナー修正は許容することが効率性につながる

4.
失敗は常に受け入れる。質も回数も関係ない。
許し、原因を仮説立て、解決を共に目指し、実現する。この失敗を受け入れる理由は、組織の中に隠したいマインドを微塵も発生させないため、だ。必然に情報が隠され、TOPにあがってこないのが組織なのだから

5.
部下の失敗は批判できない。なぜなら資格が無いからだ。
自分はその作業をせずに命令するだけ。失敗を避けたいなら、想定される失敗を自ら想像し、網羅的に伝えるべきだが、その能力はあるのか。結局、自分も同じ失敗をするものだ

6.
失敗を許す/許さないの議論は意味がない、というか答えも無いし、誰も意見すらできないものだ。
哲学者や心理学者や経営者がまことしやかに色々言うが、価値はない。なぜなら、失敗/成功の定義は、1)本人あるいは参画するそれぞれの人の考え方によるし、2)外から見る人にも寄るし、そして3)時の経過によって変わる。テストで99点は成功か?失敗か? 大切なことは、単純だ。今こういう状況だ。さて次どうするか、それだけだ。失敗、成功など定義せずに、今を踏まえて次に進む、それだけだ

大切なのは、今、どの考えを駆使すべきか。
自分/仲間の心の平穏・成長・将来のために

失敗が正当な理由、そうではない理由、いろいろあります。答えはひとつでなさそう。だから、上手く使い分けたらいいのかな、そう思ったのでした。

読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_6)

出所:
「失敗は最良の教師ではまったくない」(THINK BIGGER「最高の発想」を生む方法」(シーナ・アイエンガー著、櫻井 裕子訳、ニューズピックス社))


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