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FF7リバースを50時間遊んだ感想。脱帽する完成度と超ボリューム(ネタバレなし)

1997年にオリジナルのプレイステーション(PS1)で発売されたFF7をリメイクするプロジェクトの2作品目である「FINAL FANTASY 7 Rebirth」が2024年2月29日に発売された。今回は、このゲームをFF好きの私が50時間遊んだ感想を書いていく。ちなみにまだクリアには至っていない。

細かいことは置いておいて、まず初めに伝えたいのは、オリジナルのFF7、またはFF7リメイク(FF7リメイクプロジェクトの1作目)を遊んだFF7好きの人は間違いなく買いだ。もう 「この記事を見るのを止めてすぐに買ってください!!」と言いたいくらいオススメしたい。FF7を知らない人は、この記事でゲームの魅力を感じてもらえると嬉しい。

ネタバレはなしで書いていくので安心して見てほしいが、ネタバレにならない程度でゲーム内のスクリーンショットを使っているので、そこは注意していただきたい。


自己紹介

今回初めて記事を書くので、自己紹介をさせていただきます。「たけ」と申します。
主にPS5でゲームを遊んでいて、RPGが大好きです。オープンワールドやアクションゲームを遊ぶことが多いです。好きなゲームは、ファイナルファンタジー、ドラゴンクエスト、龍が如く などです。海外のゲームもよく遊びます。
元々このような記事など書くつもりはなかったのですが、FF7Rebirthがあまりにも楽しかったため、この楽しさを皆にも知ってもらいたいと思い、勢いで記事を書き始めました。
よろしくお願いします!

想像を絶するボリューム

このゲームのボリュームは半端じゃない。50時間遊んでも、未だにこのゲームの全容が見えてこない。それでいて密度が高く、得られる体験や刺激のバリエーションが豊かだ。このことを分かってもらうために、現時点でのゲームを構成する要素と感想を以下にまとめてみる ↓

・ストーリー(FFならではの重厚な物語)
・美しいなグラフィック(PS5で遊べるゲームの中でも最高レベル)
・BGM(心地よいオーケストラから、テンションが上がるロックまで)
・戦闘(奥が深く、やりこめる。攻略の自由度も高い。)
・キャラクターの成長(マテリア育成、スキルパネル、武器アビリティ…)
・マップ探索(広大なフィールドで マップ開拓、強敵討伐、宝探し…)
・街の観光(町の作りこみは頭一つ抜けていて、ロケーションが豊か)
・ダンジョン(ダンジョンごとに様生なギミックがあり飽きにくい)
・サイドクエスト(数よりも質を重視した、中身のある内容)
・ミニゲーム(一つ一つのクオリティが高くて数も多い。現時点で15種程)
・カードゲーム(ゲーム単体で売れる完成度。デッキ構築が楽しい。)

これだけボリュームがあると、途中で疲弊してしまうのではないか?と思うかもしれないが、繰り返しの要素が少なく常に新しい何かが解放されるようになっているため、飽きが来ない。50時間遊んだ今でも、頻繁に何かのチュートリアルを受ける。こんなゲームはなかなかない。

マップ探索。景色も最高!

仮に途中で疲弊してしまったとしても、寄り道要素は後回しにしても大丈夫な作りになっているので、ストーリーだけを進めるなど自由な遊び方ができる。そして、このゲームの凄いところは、超ボリュームと超クオリティを両立させているところだ。このことについて、次項で熱弁させてほしい。

このおじいちゃんリアルすぎる

ボリュームとクオリティの完璧な両立

何よりも驚いたのが、超ボリュームにしたことで犠牲になっている部分が無いところだ。ここからは私の持論になるので、納得できない方もいると思うが、聞いてほしい。
ゲームには、そのゲームの売りがあり、重点的に力を入れる部分と、そうでない部分があると思う。例えば、最近の流行りであるオープンワールドのゲーム(ゼルダの伝説 や ウィッチャー3 など)を例にして考えてみる。オープンワールドのゲームは、マップの探索や自由度を売りにしているゲームが多いと思う。その分、「戦闘の面白さ、奥深さ」だけで考えると、アクションゲーム(デビルメイクライ や モンハン など)には劣る部分もあると思う。また、「街の作りこみ 、密度、入れる建物の多さ」で考えると、アドベンチャーゲーム(龍が如く や ゴーストワイヤー東京)には劣ると思う。これは当たり前のことであり、何も問題はない。なぜなら、ゲームの開発規模や予算、ゲーム容量の制約などを考えると致し方ないことだからだ。このことは、海外のゲームほど予算をかけられない日本のゲームメーカーにとっては、特に高いハードルだと思う。

しかし、FF7リバースはこの高いハードルを見事に乗り越えている。このゲームの戦闘は奥深く、戦略性や育成の豊富さを考えると単体のアクションゲームとして成立するクオリティだ。また、町の作りこみは半端なく、街を題材としたゲームと同じレベルで作りこまれてある(街については次項で解説する)。そんな街がいくつもあり、街と街を繋ぐ広大なフィールドが広がっている。これには脱帽した。ここまでのゲームが日本のゲーム会社から発売されたことが素直に嬉しい。

ここまでのボリュームとクオリティを両立できたのは、今作が続編だったからだと思う。戦闘システムやストーリーなどは、ある程度前作をベースに開発できるし、全てを1から作るゲームとは訳が違う。このメリットを存分に生かしたからこそ、この凄いゲームが誕生できたのだと思う(だとしても、4年も満たない開発期間でこのゲームを作ってしまった開発力は凄すぎる…)。

街の作りこみが凄すぎる

先ほども述べたように、このゲームの街は尋常じゃないくらい作りこまれている。配置されているオブジェクトの数が多く、スクショを取りたくなるような美しいスポットで溢れている。
特に気に入った点は、街ごとに文化や風土が全く違うところだ。ある街はヨーロッパ風の幻想的な田舎町、ある街は軍事施設がある大都会、ある街は太陽が降り注ぐリゾート街、のように各街にテーマがある。このおかげで世界中を旅行している気分になり、街を探索しているだけで楽しい。

軍事施設がある大都会

また、視覚的に楽しいだけでなく、体験としても楽しいようにできている点も凄い。街はただ風景を楽しんだり、武器やアイテムの売買するためのもので納まってはない。ある街では射的やサッカーを遊べ、こっちの街では障害物競走のようなものが遊べたりなど、用意されている体験でも各街ごとの差別化がされている。そしてすべての街には、カードバウターと呼ばれるゲーム内の世界で流行っているカードゲームの対戦を挑める人が用意されている。

太陽が降り注ぐリゾート街

それだけでなく、街にいる住人の会話までも作りこまれている。住人の近くを通り過ぎると話している会話が聞けるのだが、その内容がなかなかに面白い。そして用意されている数も多い。さらに、ゲーム内で大きな出来事があったりすると、それによって住人の会話内容が変わる。これにより、ゲーム内の世界に説得力が増し、ゲームの住人が生きているように感じることができる。

ヨーロッパ風の幻想的な田舎町

これらの要素を堪能していると、一つの街の探索で2時間は余裕で潰れてしまう。オープンワールドのゲームで、ここまで各街を個性豊かに作りこんであるゲームは見たことが無い。

メリハリのあるゲームプレイ

このゲームを遊んでいて思うことは、ゲームプレイに非常にメリハリがある。このゲームは、昨今のオープンワールドのゲームと比較すると少しだけ自由度は少ない。一見すると聞こえは悪いが、それによって刺激に満ちたゲーム体験になっている。ゲームの流れとしては、

①オープンワールドのような広大で自由度の高いマップ

①オープンワールドのような広大で自由度の高いマップ


②従来のRPGのような、ある程度リニアなマップ(ダンジョン)

②従来のRPGのような、ある程度リニアなマップ(ダンジョン)

この繰り返しになっている。①の部分では、広大なマップを自分の好きなように探索でき、崖を上ったり、泳いだり、自由度の高い体験ができる。それはとても楽しいのだが、一方で少しづつ疲れ、飽きが来る。そうすると丁度良いタイミングで、②のリニアなマップが来る。
②では、ちょっとした謎解きや様々なギミックが用意されている。また、従来のFFのようなドラマチックなストーリーを体験できる。これにより、①の広大なマップとは全く違う体験ができる。
そうすると、また新しい雰囲気と遊びが用意された①のマップが来る。この繰り返しである。このおかげで、オープンワールドのゲームでよくある、途中で疲れてしまう現象が起きないように工夫されている。

このゲーム唯一の欠点

このゲームの唯一の欠点がある。それは敷居の高さだ。
FF7を知らない人が今作から入るのは正直難しい。最低でも「FF7リメイク(FF7リメイクプロジェクトの1作目)」をプレイしないとストーリーの理解が難しいと思う。可能であれば、「FF7(オリジナル版)」と「クライシスコアFF7リユニオン」もプレイしておく必要がある。
FF7シリーズ自体は、作品が多くて絡み合っているので複雑に見えるが、話自体はシンプルで分かりやすいので、Youtubeでストーリーを1時間ほどでまとめた動画やゲーム実況を見るのもオススメだ。
ここまで楽しくて万人受けしやすいFFが発売されたのにもかかわらず、ストーリーが続きものため、新規が参入しにくいのはもったいない。しかし、続きものだからこそ描ける壮大さや、ゲームのクオリティの高さがあると思うので、FF新規勢の方たちも ぜひプレイしてほしいと思う。

まとめ

まだゲームをクリアしていないので何とも言えないが、現時点では私が今まで遊んできたゲームの中で一番楽しく、熱中している。歴代ファイナルファンタジーの中では最高傑作だと思う。本当にこのゲームを4年待って良かった。
そして、このゲームの魅力は計り知れない。正直、この記事に書ききれていないゲームの魅力がまだまだある。しかし、今回はここまでにしておく。何故なら、早くFF7Rebirthを遊びたいからだ。
このゲームをクリアしたら、改めてレビューを書きたいと思う。もしこの記事を気に入っていただけたら、クリア後の記事も見ていただけるとありがたい。

最後まで見てくださり、ありがとうございました!


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