『魔弾戦記リュウケンドー』あの白組がCGを手掛けた今は珍しい非東映・非円谷特撮番組についての感想 前編
はじめに
皆さんは『魔弾戦記リュウケンドー』という番組をご存知だろうか? 2006年にテレビ愛知を中心に放送された、今となっては珍しい非東映・円谷制作の特撮番組である。CGを手掛けたのは、あの2024年のアカデミー賞も受賞した『ゴジラ−1.0』の製作陣の白組だ。
特徴を軽く説明すると、舞台は基本的に「あけぼの町」という架空の町だけ。敵は「ジャマンガ」という魔物組織で、人間の負の感情が生み出す「マイナスエネルギー」を集め、大魔王復活を目論む。そのためあけぼの町民は時にふざけ