あまぞう

大学生 男

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うんこをもらした

うんこをもらした。 がっこうにいくまえ、おならをしておこうとおもったら、おしりからうんこがでてきた。 こううんにも、とびちらなかったので、かたづけはらくだった。パンツはふるいものだったので、すてた。 なんだかおかしくなった。 このおかしさをだれかにつたえたい。つたえて、わらってほしい。いっしょにわらいたい。 だけども、つたえるひとがいない。 いっしょにわらってくれるひとがいない。 いまのぼくにはいない。 なんだかかなしくなった。 こごえるさむさをのりこえられれば、春

    • アウトプットがしたい

       アウトプットからますます遠ざかる日々を憂い、日記の筆をとる。でもこのアウトプットはどうせ続かない。現に今も集中が途切れるとTwitterを開いている。気が散っている。  しかしながら、シャーペンを動かす行為は心地がよい。タイピングやフリックでは味わえない脳の快感がある。気持ちが乗るのが分かる。文豪の手記も見てみたい。味わいたい。    僕にはもう、文章を書くことを無条件に鼓舞してくれる人はいない。どんなに拙い文章でも諸手を上げて称賛してくれる人はいない。    消えかかっ

      • 権藤草介は家が好き

        権藤草介は家が好きである。用事がないときはずっと家にいたいし、目的もなくごろごろしている時間は至福のときである。 草介は大学生で、今は一人暮らしをしている。さみしがりやの彼にとってその暮らしは理想的ではない。できれば人といたい、そんな思いから部屋の快適さを最小限にして、なるべく外に出ようとしていた。 ところが大学生活も三年目。一種のあきらめの感情が芽生え、草介はとうとうこたつを購入してしまった。そう、魔物を。 まだ11月だというのに、草介は一日の大半をこたつの中で過ごす

        • 権藤草介は手羽元が好き

          権藤草介という人間がいる。幸せな毎日を目指して、日々一生懸命生きている。  ところが草介の日々はめちゃくちゃだ。今日だって、自宅で受けたオンライン授業が14時半に終わってから四時間、何をしていたか記憶がない。  記憶がないというのは不正確で、ただむやみやたらと横になってスマホを触っていただけだ。特に目的がないのに触ってしまう、いわゆる依存症というやつで、一度画面を見始めると二時間はその視線を外せなくなる。  ただ自堕落なだけにも見えるが、それでも彼をどうか優しく見守って

        うんこをもらした

          鶏肉が好き

          「肉類で何が一番好き?」という陳腐な質問に大抵の人は牛肉と答える。愚かだ。もう少し思考を巡らせるべきである。 どう考えても鶏肉だろう。 焼肉でも牛肉なんてせいぜい7枚食べたら十分だ。最初の一口が一番うまい。後半なんてあぶらこっすぎて食べられたもんじゃない。そりゃ瞬間最大の爆発力は確かにある。けれどどう考えても安定感は鶏肉。 いいのか?正義のヒーロー鶏の唐揚げがこっちにはいるのだぞ?敵に回ってもいいのか?ジューシーな肉汁が襲ってくるぞ?箸が止まらないぞ? それにオレたち

          鶏肉が好き

          草介は病院の待ち時間が好き

           病院の待ち時間が好きだ。  小さい頃から、アレルギー性鼻炎、2度の骨折、水いぼ、ちょっとした風邪や年1で必ずかかるインフルエンザ、というような小さな病気にしょっちゅうかかり、事あるごとにありとあらゆるお医者さんに診てもらってきた。累計したらとんでもない額の医療費がかかっているだろう、が、ぼくの地元の自治体では18歳まで無償だった。我が地元自治体の納税者のみなさま、大変お世話になりました。  そこでどうしても発生してしまうのが、待合室での待ち時間。長いときには2時間なんて

          草介は病院の待ち時間が好き

          小さなもやもやから始まる負のスパイラル

           特に予定がないときに、することがないからといってぼんやりとSNSを眺めていると、大抵落ち込む。モヤモヤしたことがあったときはなおさら。特に気分が下がるのは、インスタで知り合い以上友達未満の存在が充実しているのを目の当たりにしたとき。  ぼくの特に仲の良い友人たちは、インスタのストーリーで頻繁に人生を謳歌する様子を自慢することはしないし、かといってツイッターで他人を見下したり、悲観したりするようなことをあまりしない。  ぼくの気持ちを下げるのは近からず、遠からず、の人。ク

          小さなもやもやから始まる負のスパイラル