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怒りを深掘りして、自分を知りました

社会福祉協議会にボランティア登録しています。

お年寄りのお買い物に付き添ったり、お家をお掃除してあげたり。

不定期に依頼が入ってきます。


先日の土曜日、何度か訪問したことのある、一人暮らしの高齢者宅のお掃除依頼があったので出掛けて行きました。セキュリティのしっかりしたマンションなので、玄関ホールで依頼者さんが迎えに来るのを待ちます。

けれど、時間になっても依頼者さんは降りてきません。しばらく待っていたのですが誰も来ませんでした。管理人さんに言って、お部屋を呼び出してもらいましたがお留守のようでした。

社会福祉協議会へ電話をしてみましたが、着信の折り返しでかけたらFAXに繋がってしまい、通話ができませんでした。他の番号を控えていませんでしたから、それ以上かけるのをやめました。

土曜日でも当番の人は通常居るのです。


きっと、また依頼したいなら協議会から連絡くるだろう〜と思って放っておいたのですが、月曜の夕方になって、ふと思い立ちました。

協議会に依頼者さんが留守だった報告してみようーと、電話をしてみました。


担当者さんには何度も会ったことがあります。

いっつもニコニコ笑顔で、とても感じの良い人だと分かっています。


「土曜日に伺ったら○○さんご不在でした。」

そう伝えると、その担当者さんが言いました。

「えへへへ、そうみたいですね〜。なんだかうっかり忘れて外出しちゃったらしいんですよ〜 あはははは〜 えへへへへ〜。」

これは強調でも何でもありません。

ずっと笑いながら、お話をしているのです。

そして、

「やっぱりお掃除はしてほしいそうなので、ご都合どうですか?」と質問してきました。


何だか私は、久しぶりにカチンと来てしまったのです。


とりあえず、次回の日程を決めて電話は終了しました。


ここで、私は考えました。

自分で言うのも何ですが、私は滅多に怒りません。怒りの感情の沸点がかなり高いと思います。でも、何で今回はカチンときたのかな?

1 自分が担当者だったら、担当者の方から電話をして、依頼者が忘れてしまったようで申し訳ありませんでした〜とまずお詫びをするはずだ。

2 穏やかで優しい話し方なのは好感が持てるけれど、ずっと笑いながら話をするのって、何だか失礼ではないか? 状況をわきまえるべきではないか?

3 これが民間企業でお客様対応などに苦労した人とお役所の仕事しか知らない人の違いかな。

(お役所勤務の方すべてがそうだと主張するわけではありませんのでご容赦ください)


何だか、こんな感情が自分の中に湧いていたようです。


そうか、それって、自分だけのルールに当てはめちゃったんだな〜

みんなが自分と同じ考えじゃないし

自分ルールは他の人には当てはまらないことが多いんだし


そう気づいたら、どうでもよくなりました。


そうか、こうやって観察して深掘りしていったら、もっと生きやすくなっていくんだな〜

そうも思いました。

いろんなこと、もっと早く気づけばよかったな〜


幸せは自分の心がつくるってこういうことか〜

環境や他人のせいじゃないんだな〜


何だか、やっと、今になってそう気づいたのでした。






素晴らしい世界をたくさん見たい。たくさん感動したい。知らない世界を知りたい。幸せは循環させたい。ありがとうございます。