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【1日経ってもやっぱりショック】森島司について思いを綴りたい。

サンフレッチェ広島を応援することは、ボクの数少ない趣味と言えることの一つである。

そんな、大好きなサンフレッチェ広島に歴史的悲報が舞い込んできた。

2023年8月4日(金) こんにちは凡人です。


今日は、というより、いつも私的な感情をnoteに綴っていますが、今日だけは更に私的で、自分に対しての記事を書きたいと思います。

8月3日、J1サンフレッチェ広島の10番でありチームの中心選手である森島司選手が、同じくJ1の名古屋グランパスに完全移籍という一報が入った。

これが、どんにショックな事かはサッカーファンは分かってもらえると思う。

森島選手は、強豪校の四日市中央工高からサンフレッチェ広島に入団した、いわゆる生え抜きの選手だ。

入団してからしばらく試合に絡めずにいたが、今でも覚えている。頭角を表したのは、2019年第13節アウェイ浦和レッズ戦だ。この選手はサンフレを引っ張っていく選手になる、全サンフレサポーターがそう思った試合だろう。

そこからスタメンの座を勝ち取ると、サポーターの期待通り、サンフレッチェには欠かせない選手へと成長した。

2020年からは、エースナンバーである10番を背負い攻撃の中心選手としてプレーし、2022年には、キャリアハイとなるリーグ戦8ゴールをマーク。リーグ戦3位、天皇杯2位、ルヴァンカップ優勝に大きく貢献した。

そんな、サンフレッチェの顔とも呼べる選手が、同じ国内の名古屋グランパスへ完全移籍することになった。

名古屋グランパスは、メインスポンサーが天下のトヨタで資金力があり、現在リーグ戦、天皇杯、ルヴァンカップと3冠の可能性があるチームだ。

移籍金は、2億円(3億円報道もあり)と言われており、移籍することで給料が倍以上になる。

フラットに考えればここまで良い条件を出されては、行かない方がどうかしていると思う。

残念ながらサンフレッチェには資金力がなく、森島司を引き留める手札が、『広島愛』と『新スタジアム』しか無いのだ。

いい選手は、資金力のあるチームに引き抜かれる。仕方のない事だが、しかしサンフレッチェ広島の歴代の中心選手たちは、直で国内移籍する事が『サンフレッズ』以降なかったため、サンフレサポーターとしは、どこかやるせない気持ちになっている。

森島司は三重出身で、中学時代は名古屋グランパスのジュニアユースに2年間属していた事もあり、名古屋グランパス公式のメディアでは『Welcome back』と記載されていた。

この、グランパスの「おかえり」発言はサンフレサポーターの中でも物議を醸していた。

先日、セレッソ大阪から加藤陸次樹選手の完全移籍での加入が発表されたが、この移籍もJ1同士の主力の移籍ということもあり話題となった。

加藤睦次樹は、高校時代サンフレユースに3年間在籍しており、公式にホームログタウン選手であるため、Welcome backは妥当な文言だと感じていた。

この件を踏まえ、サンフレサポーターの『おかえり発言腹立つ』というムーブに対して、セレッソサポーターが「加藤の時もWelcome backと言っていたから同じじゃないか!」とネット上では別の論争が勃発している。

セレッソサポの言い分も、勿論サンフレサポの言い分も分かるが、それを差し置いても言いたいことがある。それは、加藤の移籍と森島の移籍では規模が違うと言うことだ。

そのくらい森島司の移籍はサンフレにとって痛いと言うことだ。

正直、受け取った2億円の移籍金を使ったって森島司のような選手は獲れないと思っている。
そのくらい、サンフレにとって特別な選手だったのだ。

報道から1日経った、今でも切り替えれてないサンフレサポーターがほとんどだろう。

そして、完全移籍でのポイントとなるのが、出ていった選手を応援するか否かだ。

出場機会が少なかった選手は、新天地で頑張ってくれ!というテンションで送り出せるが、バリバリ主力で同じカテゴリーに移籍となっては、快くは送り出せない。

今季で言うと、鹿島に0円移籍した藤井智也選手が、広島vs鹿島の試合でサンフレサポーターに挨拶に来た際、凄いブーイングを浴びせられた。
一方、鳥栖に完全移籍した長沼洋一選手は、拍手で出迎えられた。

そのくらい、国内移籍というものはサポーターにとってシビアな問題なのだ。

今回の森島司の完全移籍に関して言えば、去年のルヴァン優勝の貢献や2億円の移籍金を残してくれたことを考えると、双方に利益があったわけだから悪い移籍ではない。

だから、余計にサンフレサポーターは戸惑っている。「ガンバレよ!」と言うべき、「名古屋の森島は帰れ!」と言うべきか…。

サンフレサポーターが1日悲しんだ末に、行き着く最終問題点はココだと思う。

サッカーに興味ない人には到底理解できない現象だとは思うが、サッカーファンなら痛いほど分かるはずだ。


憎むには、無理がある森島司。
7年半もサンフレでプレーしてくれた選手を憎めるわけがない。

悩んだ末に、最終的なサンフレサポーターの着地点はモリシ頑張れ!名古屋嫌い!ではないだろうか?

やっぱり憎めない森島司。サンフレッズ(広島から浦和に主力選手が続々と流出した時期の浦和の総称)の到来かと思うほどに憎むべきは、名古屋グランパス。

最終的にココに落ち着いた。

明日から、リーグ戦が再開する。
俺たちは、今サンフレにいるメンバーを全力で応援するだけだ。


ありがとう。さよなら。そしてガンバレ!!

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