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死に様は生き様 そのに。

2021年11月30日
父が亡くなった。


再入院をして
人生の残り時間が短いと

自宅へ帰りたいという父の願いを叶えるために
出来るだけ早く、
と退院の手はずをたくさんの人が携わり整えてくれて

実家で看取ることができた。

ヒトが生きるとは
ヒトが死ぬとは。

夜の付き添いが続き
趣味のランニングをする時間が取れなくなった。

体調を整えるためにランニングをしていたので
自分自身の健康についても気をつけなければならなかったけれど

この短い間だけでも過ごした濃厚な時間は
かけがえのないものだったんだと
たぶんそう思う。

できることを一つ一つするだけ。

自分一人にできることは小さくて
母やほかの家族や
たくさんの人に支えられて

父は人生を全うした。

一日、一日と経つたびに
もうこの世の人ではないという実感が湧いてくる。

まだすべきことが残っているけれども
在宅で看取るために注いできたエネルギーと
いつも気にしていた父の様子を気にしなくて良いことで
なんとなく気が抜けてきている。

これはまだ
かなしみとは違う気がして
今のこのことを綴っておこうと思う。

死に様は生き様。

やはり苦しい時期に
死なせてほしい
と弱音を吐いていた父も

最期には穏やかに
安堵したような表情で眠り

そんな姿を見届けることができて
よかったと思う。

在宅での看取りについて
書くべきことはまだまだあるのかもしれないけれど
まだそこまでは至らず。


昨日の大雨はどこへやら
穏やかに晴れた朝に

また一歩ずつ進もうと思う。

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