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時代劇を普通に見るようになった

時代劇といっても、いわゆる水戸黄門や大岡越前が見たい、年末になったら忠臣蔵見なあかんな!という訳ではない。

時代もの、歴史ものの物語が見たい、と思うようになった。忠臣蔵はまだ興味はあるが。これのきっかけの1つは、今まで苦手だった歴史に興味を持つようになったからだ。興味を持つようになった、というのもちょっと語弊があるし、カッコつけた言い方かもしれん。

前から歴史に詳しくなりたい、色々知りたい、と思ってはいたが、どうもいざ本を買っても睡眠しか進まん。1ページに1睡眠と1冊読むのに1年かかる計算。こりゃ読む側からどんどん知識もこぼれ落ちて何一つ覚えてない。

なにがきっかけになったかというと、ポッドキャストだった。もうかなりの人気番組のコテンラジオ。これを聞いて歴史への興味が爆上がりし、なぜか知識も少し付くようになった。
コテンラジオはこちらから↓ *みんなに聞いてほしい

たぶん単なる歴史について詳しく話すだけではなく、細かい面白話や今の時代に合わせた表現で分かりやすく伝えてくれるということがハマった。

そこから派生して他の歴史もののポッドキャストも聞くようになった。歴史じゃない違うポッドキャストにもハマっていくうちに、いろんなことと歴史が関わっていることが分かった。歴史を知ることはこれからの生活にもつながる、というか知っておいたほうがなにかと自分にとってはいいな、と気づいた。

とにかくオモロい!

そのほかの要因としては、自分がアラフォーになっていくと、時代もの、歴史ものの映画やドラマに出ている俳優陣が自分と同じくらいの年代の人や今まで見てきた好きな人たちだったりする。これは、馴染みやすい。小さい頃には随分と上の年代の人が演じてたし、よく分からなかった。

最近見たものだと年末にやっていた『幕末相棒伝』や始まったばかりの『鎌倉殿の13人』。その前は『決算!忠臣蔵』、『殿、利息でござる!』、『武士の家計簿』と当時のお金とその時代を表したものを見るのは楽しかったし、『清洲会議』や『超高速!参勤交代』と学校で習ったことのあるようなもの。
よくよく振り返ってみると、シリアスなものはあんまり見てないな…。歴史コメディが好きなんやろか。俺。

また、この時代に使っている言葉がいい。昔の日本語はいいなと思ってしまう。日本語の表現の多様さやニュアンスの妙は今の外来語、横文字でなんとなく分かった気にさせられている。
しかし、『決算!忠臣蔵』を見ていて思ったが、江戸が始まるまでのかなり長い期間は京都が中心だったはず。江戸幕府が終了して薩長が中心として新たな政治を作った明治も西日本の人。こういう歴史を見てみると関西弁が標準語となっていてもおかしくなかったはず。だって、日本の中心にいるのは関西の人だったし。前述の映画もほとんど関西弁やし。どういう経緯を辿って今の言葉が標準になったのだろう。まあ、書き言葉からくるのも分かるが。現に世の中に関西弁は溢れていて、一説にはダウンタウン以降だとも言われているが。遺伝子レベルでもしかしたら、馴染みがあるのかもしれんな。
知らんけど。

これからも歴史ものとかを見ていくだろう。そして、娘に
「なんでそんな昔のヤツ見てんの?わけわかんない。」
とか言われる日もくるんやろな。
「そのうちわかるよ」
と言うしかないかな。一生わからんかもしれへんけど。

そういえば、親父も昔、『徳川家康』ってタイトルの本読んでたな。なんか普通一冊やと思うけど、10巻くらいあったな。さすがにそれを読むまでにはならんやろうけど。よくもまあ、そんな書くことあったな。自分のこと書くとなっても短編集で終わってしまうやろな。

家康が朱子学を利用して下剋上のない主従関係をもたらし、現代の会社の基にもなっていること。平和な世の中が続くと文化が繁栄し、そして、衰退していく。浮世絵や人形浄瑠璃、俳句や天文学など一気に花開き浸透していった。この文化は今の日本でも誇るべきものとなっている。いわゆる伝統が作られた時代だった。

しかし、残念なのは、文化が繁栄すると衰退する。これは日本だけじゃなく、世界の常識らしい。国が成熟し、経済が安定してくると一生懸命働かないが、創造性に富む人たちが出てきて、文化が出来上がる。となると、とても楽しい娯楽も生まれ、平和な世界もさらに良くなる。でも、経済的には衰退をたどる。フランスも最たる例かもしれない。栄華を極めると衰退するということだ。これも歴史から学べる?同じことを繰り返すから分かるだけかな。100年前のスペイン風邪も参考になるだろう。

歴史おもろ。深く知りすぎない方が参考になるんかもしれんけど。


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